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三銃士(上) の商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

    3

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きちんとした原作

三銃士の原作をちゃんと知るためには非常にいい本だと思います。 少し訳が古めに感じたが全然問題ない。

ドイル

ストーリーや名前を知…

ストーリーや名前を知っていても、意外とちゃんと読んだことのない人が多いのではないでしょうか? 歴史にのこる(すでに残っている)名作です。

文庫OFF

三銃士は色々な媒体を…

三銃士は色々な媒体を通じて世の中に出回っているので、粗筋は知っている人がほとんどではないでしょうか。勧善懲悪と表現してもいい世界観が、予定調和ながらもやはり安心させてくれます。難点なのは、やはり長さ。本の虫なら余裕ですが、途中で脱落するかも知れません。時間をとって一気に読み進める...

三銃士は色々な媒体を通じて世の中に出回っているので、粗筋は知っている人がほとんどではないでしょうか。勧善懲悪と表現してもいい世界観が、予定調和ながらもやはり安心させてくれます。難点なのは、やはり長さ。本の虫なら余裕ですが、途中で脱落するかも知れません。時間をとって一気に読み進めるのが得策かも。因みに彼は「椿姫」の作者、デュマ・フィスの実父です。作風全く違いますけど…

文庫OFF

2019/01/12

時代と文化を超えて読み継がれる作品だけにさすがの内容 重厚でありながら明快な構成 奇抜でなく魅力的な登場人物 要を得た的確な文章とまったく素晴らしい 子供向けに翻案したものを読んだことしかなかったので 時代と文化の大きな違いによる人物造形の異なりに驚かされ面白い

Posted byブクログ

2011/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ダルタニャンが、三銃士を見習いながら成長して行く。 自分より、少し上の人達をみながら,学んで行くことの大切さを実感します。 話題も,時代と地方を知るのによい。 フランスの機智に飛んだ作品です。

Posted byブクログ

2011/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人形劇と映画化に影響されて父の書棚から拝借。ダルタニャンはじめプランシェ等従僕たちやボナシューみたいな脇役までそれぞれキャラが濃くてみんななんか可愛い。17世紀の欧州事情や宗教問題を知ってるともっと楽しめるのかな。訳はわかりやすかった。今のところ皆自己中すぎて「一人は皆の~」の要素がほぼないけど展開に期待

Posted byブクログ

2020/07/15

今まで、子供向けの簡易版ですら読んだことがなかった「三銃士」を、ちゃんと読んでみる。きっかけとなったのは、三谷幸喜脚本の人形劇版をNHKで見たことだった。この「三銃士」は、子供向けにアレンジされている雰囲気もあるけれど、どこまで原作に忠実なのだろう、ということが気になったためだ。...

今まで、子供向けの簡易版ですら読んだことがなかった「三銃士」を、ちゃんと読んでみる。きっかけとなったのは、三谷幸喜脚本の人形劇版をNHKで見たことだった。この「三銃士」は、子供向けにアレンジされている雰囲気もあるけれど、どこまで原作に忠実なのだろう、ということが気になったためだ。 読んでみると、人形劇版は、かなり原作に近い作りになっていることがわかった。 このわずかな瞬間に、ダルタニャンは自分の覚悟を決めてしまった。これこそまさに、男子の一生を決定すべき出来事の一つである。国王につくべきか、枢機卿方に走るべきか、それを選ぶことだ。ひとたび選んでしまったら、あくまでも変更はゆるされない。いま剣を取って闘うことは、すなわち生命を危険にさらすことであり、それはまた、この場でただちに国王よりも強大な宰相の敵となってしまうことである。以上のことを、わが青年は読みとってしまった。しかも、感心なことに、彼は一瞬の躊躇もしなかった。そこで、アトスとその友人たちのほうを振り向いて、 「今のお言葉に、私はいささか文句がありますぞ。あなたは、こちらは三人だけだと言われたが、どうやら私には、四人のように思われますが」(p.89) 「ああ、あなたに会わないほうがよかった」と、ダルタニャンは、すなおだが荒っぽい言い方で叫んだ。女はしばしば、礼儀正しい気取った言い方よりも、このほうを好むものである。それは、心の底をさらけて見せ、感情が理性にうちかったことを示すものだからだ。「でも」と、ボナシュー夫人はいかにも情がこもった声音で、「でも、私にはそうは言えないわ。今日はだめなことが、明日はそうではなくなることもありますわ。いつか私が自由の身になる日がきたとき、あなたの好奇心を私が満足させてあげないときまったものではありませんもの」 「私の恋についても、おなじことを言ってくださますか」と、ダルタニャンは喜びにあふれた声をあげた。 「まあ。そのほうは、お約束するつもりはありませんわ。あなたがどんな気持ちを起こさせてくださるか、その気持しだいですもの」 「じゃ、今のところは」 「今は、感謝の気持ち、というところですわ」 「ああ、あなたは、ひどいほど魅力のある方だ」と、ダルタニャンは悲痛な声を出した、「私の恋につけこんでおられるのだ」 「いいえ、あなたの寛大なお気持ちを利用させていただいている、それだけのことですわ。でも、ちゃんと埋め合わせをする人間だっていることを、お忘れにならないでね」 「ああ、あなたは私を、誰よりも幸福な男にしてくださる。どうか、今夜のことを、その約束を、お忘れにならないでください」(p.201) 「閣下、それからあなたにも、心からお詫びいたします。しかし、閣下、じつは私はこの方に恋をしておりましたので、それで嫉妬をしたわけで。失礼ながら閣下も、恋するとはどのようなものか、よくご承知のはずです。おゆるしくださいますよう、そうして、閣下のおんためにこの身を棄てる方法があれば、どうかお教えくださいますよう」(p.210) ボナシュー夫人は、最後の決心がつきかねて、青年の顔をじっと見つめた。が、その目にははげしい熱意が見え、その声には強い信念がうかがわれたので、彼女は信じてもよさそうだという気になった。それに今の彼女は、のるかそるかやってみなければならない立場にいる。控えめにすぎることも、信用をしすぎることも、どちらにしても王妃を危うくするものである。さらに正直に言うと、彼女がこの若い庇護者に対して感じている、自分ではどうにもならない感情が、話そうという決心をつけさせたわけである。(p.315) 「ここに、トレヴィル殿から来た三人の休暇許可証があり、出所は不明だが三百ピストールの金がある。行けと言われたところへ行って、死ぬことにしようじゃないか。わけを聞かなければならぬほどの命かね。ダルタニャン、おれは君について行く気だよ」(p.336)

Posted byブクログ

2010/11/14

上巻なのでとりあえずの☆4。 無能とさんざネタにされるアンアンの原点がここに。や、原典か。王妃を王女にしたところが悲劇の始まり。って、そんな大げさなもんじゃないか。

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2009/10/04

2008/02/18読了。 デュマと金庸って似てるよね〜 特に三銃士はまるっきり武侠と同じのりがする。騎士道=武侠って感じか。主人公一行が嘘つきまくろうが、理不尽に暴力的で迷惑かけまくろうが、面白ければオッケー。

Posted byブクログ

2009/10/07

ちょっと前に購入して途中まで読んだものをほっぽていて、最近読了。かっこいいのか単に抜けているのか素直なのか、とっても人間臭い感じのする四銃士さんたちが良い。「物好きな人間どもは、傷ついた鹿にたかって血を吸う蠅のように、君の涙を吸い上げてしまうからね」(p419)沈黙は不幸の唯一の...

ちょっと前に購入して途中まで読んだものをほっぽていて、最近読了。かっこいいのか単に抜けているのか素直なのか、とっても人間臭い感じのする四銃士さんたちが良い。「物好きな人間どもは、傷ついた鹿にたかって血を吸う蠅のように、君の涙を吸い上げてしまうからね」(p419)沈黙は不幸の唯一の喜び・・・って言葉から始まる、アラミスの台詞が印象的だった。昭和36年初版の訳だけど、言い回しの雰囲気が良いので私は好きです。

Posted byブクログ