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少年H(上巻) の商品レビュー

4.1

30件のお客様レビュー

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2012/09/22

評判も高いので読んでみたが、自分的には普通の作品であった。 あの時代が、あの時代に生きた人が、 どのようなものであったかを知ることができ、 その点では良かったが、感動や共感はあまり生まれなかった。 また、何年かしたのちに読み直したいと思う。

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2012/08/20

今の生活とはかけ離れていたり、上手く想像できないような時代でも、確かにそこには人が生きていて、日本語をしゃべっていた。いろんな人が生きてきて今があるんだな。

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2012/05/27

反戦教育が盛んな地域に育った私です. 戦争体験談を聞くたびに,とても生々しく,信じられないような情景で,胸が痛む思いをします。 ですが,戦争が起こった前後の日本では,人々は一体どのような生活を送り,何を考えていたのでしょうか? 「戦中」という言葉からイメージされるのは,戦火のな...

反戦教育が盛んな地域に育った私です. 戦争体験談を聞くたびに,とても生々しく,信じられないような情景で,胸が痛む思いをします。 ですが,戦争が起こった前後の日本では,人々は一体どのような生活を送り,何を考えていたのでしょうか? 「戦中」という言葉からイメージされるのは,戦火のなか逃げる人たち,戦闘機,生活苦,感情の麻痺,軍国主義一色のマスメディアに政界… しかし,妹尾さんが仰る通り,戦争はある日突然始まるのではなく,日常の中に,気付かないうちに忍び込んでくるものなのです. 当時の子供の目で見え,耳で聞こえたものは何だったか,そして彼らがどのように考えたのか. 本当に起こったあの「戦争」とはどのようなものだったか. 全体主義に陥り,やがて戦争を選びとっていく国家のナマの状況とは,いかなるものなのか. 戦争体験者が少なくなっていくこの時代,このような本が増えていくことは,とても意義ある事だと思います.

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2011/10/19

一度読んだことあるけど、その時はまだ地元のことあんまり詳しくなくて、神戸のことが書かれててもいまいちピンとこなかったけど、今読むと知ってる地名がたくさん出ているので、面白かった。 当時の子供達の生活が、今ではほんまかいな!?って思うような感じだけど、そういう時代もあったんだなぁと...

一度読んだことあるけど、その時はまだ地元のことあんまり詳しくなくて、神戸のことが書かれててもいまいちピンとこなかったけど、今読むと知ってる地名がたくさん出ているので、面白かった。 当時の子供達の生活が、今ではほんまかいな!?って思うような感じだけど、そういう時代もあったんだなぁと、勉強になった。

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2011/08/20

 神戸の話なので地理関係がわかりやすく、神戸の小学校で教えられて、神戸の歴史を知っていたので読みやすかった。初めの方は読んでいて、一つ一つが独立したエピソードのような感じかと思ったが読み進めていく内に長編小説なんだと気付いていく感じだった。読みやすい本なので、面白く読めた。しかし...

 神戸の話なので地理関係がわかりやすく、神戸の小学校で教えられて、神戸の歴史を知っていたので読みやすかった。初めの方は読んでいて、一つ一つが独立したエピソードのような感じかと思ったが読み進めていく内に長編小説なんだと気付いていく感じだった。読みやすい本なので、面白く読めた。しかし、台詞が神戸弁なのでその辺りが自分のように神戸にすんでいる人間ならともかく、外の人間は読みにくいだろうかと感じた。しかし上巻を読み終えたわけだが、そろそろ主人公が少年でなくなってきていて、次からは読み進めるのがしんどそうな感じがする、と思った。

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2011/02/25

主人公のイタさ:★★★ オカンのイタさ:★★★★ グロい戦争描写: 物語の舞台:太平洋戦争末期の日本 上巻下巻合わせてのレビューです 主人公少年の目線で感じた不完全で未完成な戦争時代の話。 10年以上前に読んだこの本。この時代にいったい何があったのか、この本を読んだから、知り...

主人公のイタさ:★★★ オカンのイタさ:★★★★ グロい戦争描写: 物語の舞台:太平洋戦争末期の日本 上巻下巻合わせてのレビューです 主人公少年の目線で感じた不完全で未完成な戦争時代の話。 10年以上前に読んだこの本。この時代にいったい何があったのか、この本を読んだから、知りたくなった。

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2010/07/24

好きな作家さんでも本は文庫本サイズになるまで買わないんだけど、この本が出たときは何故か買ってしまった。帰宅して一気に読み終わって、数日後・・・。サインがしてある事に気が付いて、購入した本屋さんに問い合わせたところ、妹尾河童さんの同級生との事で、本を出すたびに、サイン入り本を数冊送...

好きな作家さんでも本は文庫本サイズになるまで買わないんだけど、この本が出たときは何故か買ってしまった。帰宅して一気に読み終わって、数日後・・・。サインがしてある事に気が付いて、購入した本屋さんに問い合わせたところ、妹尾河童さんの同級生との事で、本を出すたびに、サイン入り本を数冊送ってこられるのだそうです。たまたま私が買った本は、そのサイン入りのものだったようで、まわりに自慢しまくっております。そして本の内容より、サイン本という事の印象ばかり残ったのでした。平和学習の季節だし、10数年振りに再読するかな。

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2010/04/01

少年Hという題名で、なぜかどきどきしながら読んだけど、戦中を必死で生きた少年の物語でした。字が大きいのであっという間に読み終わった。

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2010/03/13

「もうイヤや、胸に名前を書いたのは着とうない。 『肇』のHだけにしてよ。 Hの一文字だけやったらぼくの名前わからへんから。」 ::::::::::::::::::::::::: 少年は、誰も大抵は知っている。 「H」は「変態」だと。 少年は、誰も大抵はこうして辞書になじ...

「もうイヤや、胸に名前を書いたのは着とうない。 『肇』のHだけにしてよ。 Hの一文字だけやったらぼくの名前わからへんから。」 ::::::::::::::::::::::::: 少年は、誰も大抵は知っている。 「H」は「変態」だと。 少年は、誰も大抵はこうして辞書になじむものだ。  エッチ[H]  hentaiの頭文字で、  もと女学生の用語   「変態」の意の  俗語的表現。  「―な話・―な人」 ある日、少年は、誰も、大抵は辞書の中の言葉でしかなかった「変態」が身近にいることに気づく。 それが父であったり、兄であったり、親戚のお兄さんであったり、近所のおばさんであったり、状況は区々、きっかけは様々であっても。 そして、実は自分も「変態」であったといずれ知る。

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2009/10/04

小学生の時、受験対策として宿題で読まされたのがきっかけ。 当時は全く面白さが分からなくて下巻には手も付けなかったけど、高校生になって歴史とかも勉強してから再挑戦してみると非常に面白い本だっていうことに気が付きました。とりあえず主人公H(妹尾さん)の頭の良さには驚かされます。私もも...

小学生の時、受験対策として宿題で読まされたのがきっかけ。 当時は全く面白さが分からなくて下巻には手も付けなかったけど、高校生になって歴史とかも勉強してから再挑戦してみると非常に面白い本だっていうことに気が付きました。とりあえず主人公H(妹尾さん)の頭の良さには驚かされます。私ももっと新聞よんで社会情勢に関心を持たないといけないなぁという気にさせられますww

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