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知的武装のためのスーパー読書術 の商品レビュー

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2023/02/08

 著者の中川昌彦さんは東大法学部卒、トヨタ自動車で勤務後、文筆活動に入られた。 「ナナメ出世」のはしりのような方。  読書家で著書も多い。私はある本のプロフィール欄で「雑学博士」を自称されているのを見たことあります。  それで本書は著者が読んだ膨大な書物を引用しながら蘊蓄を語り人...

 著者の中川昌彦さんは東大法学部卒、トヨタ自動車で勤務後、文筆活動に入られた。 「ナナメ出世」のはしりのような方。  読書家で著書も多い。私はある本のプロフィール欄で「雑学博士」を自称されているのを見たことあります。  それで本書は著者が読んだ膨大な書物を引用しながら蘊蓄を語り人生や人間社会や人類の歴史を語るという、知的雑談・或いは文化講演会のような内容。  松本清張が岡倉天心について研究した著作についての紹介があります。  あまり知られていなかった天心について松本清張が調査して新たな天心像を作ったという風に紹介されています。  私が小学生の頃読んだ学研物語日本史という本に岡倉天心が登場していました。少々嫌な人間だったという風にキャラクター付けされていましたが、それも松本清張の影響なんでしょうか。  ブラウン神父シリーズの著者チェスタトンが描いた未来小説も紹介されています。  以上2例は経済小説について語った第4章から。この第4章が一番勉強になりました。  それは私が弱い分野であって今後より一層の勉強が必要な分野だからかもしれません。  それはともかく、読書好きな人なら気軽に楽しく読める本だと思います。 OLDIES 三丁目のブログ “雑学博士・中川昌彦の知的雑談・或いは文化講演会のような本”   https://diletanto.hateblo.jp/entry/2023/02/06/205656

Posted byブクログ

2009/10/04

著者は元トヨタの社員で、現在は文筆家。あまり知られてないかもしれませんが、おもしろくてオススメですよ♪ 昨年たまたま図書館で見かけ、読んでみました。さて、その内容は、全然知的武装などではなかったと思う。覚えているのは、読書は愉しいもので、何でもいいから読みましょう。しかし、どう...

著者は元トヨタの社員で、現在は文筆家。あまり知られてないかもしれませんが、おもしろくてオススメですよ♪ 昨年たまたま図書館で見かけ、読んでみました。さて、その内容は、全然知的武装などではなかったと思う。覚えているのは、読書は愉しいもので、何でもいいから読みましょう。しかし、どうせ読むなら「古典」を読みましょう。ってな感じだったと思います。非常に読みやすく、参考になりました。 印象に残っている逸話は、海外で仕事をしたとある日本人ビジネスマンが、外国人に安部公房論を持ちかけられ困った話。仕事に関係ないから全然知らなかったけど、外国のビジネスマンはみな基礎教養があったそうですな。これにカルチャーショックを受けた日本人ビジネスマンは、昼休みは、食事をしながら読書をする時間にあてたそうです。そして、2年間で70冊読んだそうです。 この逸話は、昨年話題になった藤原正彦さんが『国家の品格』で書かれていた話に共通しますよね。 教養の無い大学時代全然勉強しなかった私も見習って、昼休みは読書の時間にし、1年半で50冊以上読みました。 近年話題の読書法が書かれた本より、よっぽど参考になるのではと思います。

Posted byブクログ