1,800円以上の注文で送料無料

AV女優(2) の商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/12/03

1996年から99年にかけておこなわれた、AV女優36人に対するインタビュー記事をまとめた本です。 テレビ朝日の番組「報道ステーション」で著者の訃報が報じられたとき、元AV女優がインタビューで著者の人柄について語っていたのですが、それがたしか本書に登場する森下くるみだったように...

1996年から99年にかけておこなわれた、AV女優36人に対するインタビュー記事をまとめた本です。 テレビ朝日の番組「報道ステーション」で著者の訃報が報じられたとき、元AV女優がインタビューで著者の人柄について語っていたのですが、それがたしか本書に登場する森下くるみだったように記憶しています。 本書のインタビューのなかで、著者がときおり女の子たちの父親のような顔を見せるのが印象的です。

Posted byブクログ

2013/05/01

 前作AV女優を読んではいるが、こちら時代は変わるがAV女優である女性から受ける印象は同じである。この本を読んでいると、彼女らの頭のネジが緩いのか、わたしの頭のネジが締めすぎのか、なにが正しくなにが間違いなのかが霧の向こう側へ遠くなり、だんだん境界線が薄ぼんやりしてくる。不思議な...

 前作AV女優を読んではいるが、こちら時代は変わるがAV女優である女性から受ける印象は同じである。この本を読んでいると、彼女らの頭のネジが緩いのか、わたしの頭のネジが締めすぎのか、なにが正しくなにが間違いなのかが霧の向こう側へ遠くなり、だんだん境界線が薄ぼんやりしてくる。不思議な感覚を覚える。今回の圧巻は「真澄まこ」である。彼女が語る経歴は想像の産物であると思いたい。

Posted byブクログ

2011/09/26

AV女優の続編。 インタビュー集というよりも、どこかエッセイにも似たような。 ひとえに永沢さんのAV女優に対する、何ともいえない優しさが感じられる。 もし今も生きてらしたなら、混沌とした世の中をどう見ただろう。 改めて、永沢さんの死が悔やまれる。

Posted byブクログ

2009/10/07

続編。時代は流れ、世間的な性に対する考え方も前作に比べて少し開けてきている。どこか前作よりも生々しいというか、おそらく真実を語っている女優が多いのだろう。 最近の若者はどこかオカシイ…なんてよく言われるが、そんな事は何百年、何千年と前から言われてきたことだ。性に対しては嘘をつけな...

続編。時代は流れ、世間的な性に対する考え方も前作に比べて少し開けてきている。どこか前作よりも生々しいというか、おそらく真実を語っている女優が多いのだろう。 最近の若者はどこかオカシイ…なんてよく言われるが、そんな事は何百年、何千年と前から言われてきたことだ。性に対しては嘘をつけない。 オカシイなんてテレビで言っているコメンテーターが風俗の常連だと言う話があったとしても、何の違和感もない。 人間なんて10年やそこらで、そうそう変わるもんじゃない。つまりは女優に対する世間の目とて、いぜん風当たりは強い。しかし年を重ねる事にAV女優を目指す女性の数は増えていく。今や昔では考えられないほどの数の女性達がAV女優として、今、こうしている瞬間もデビューしている。 個人的には彼女達に年が近いのだが、俺は全く彼女たちとは違う人生を歩んできた。その俺からしたらやはり理解できない考えも多い。 お世話にもなっている身、あんまり偉そうな事は言えんが、それでもやはり自分の彼女がAV女優だったと知ったら、けして良い思いはしないだろう。いや、お世話になっているからこそ、そう思うのかも知れない。人間とはそう言うものだ。だからこそ彼女達と言う存在がいるのだと思う。 この本の中には、今でも現役で頑張っている女優さんもおられるが、そう言う方に限って「1年で辞めると思う」と言っていたりする。いやはや人生って分からない物だと改めて思うしだいなわけで。

Posted byブクログ

2009/10/04

 ずっと前から前作が欲しかったのだが、最近本屋で見かけず買えなくて、出たばかりの2巻めを先に読んだ。とはいえ、初出から文庫化されるまでかなりの年月が経っているので、私の知っている女優名はいくつもない。すごく流行り廃りの激しい世界だから、大したことのない女の子なんてすぐに忘れ去られ...

 ずっと前から前作が欲しかったのだが、最近本屋で見かけず買えなくて、出たばかりの2巻めを先に読んだ。とはいえ、初出から文庫化されるまでかなりの年月が経っているので、私の知っている女優名はいくつもない。すごく流行り廃りの激しい世界だから、大したことのない女の子なんてすぐに忘れ去られてしまうのだ。だから「短期高収入」だと思って軽く出演してしまうらしい。  それにしても、イヤハヤ、皆すごい人生送ってるのね。私の人生なんて、何にも描くところがない人生だわと、つくづく実感。シンナーだのトルエンだの、校内暴力がおさまったころの生徒だった私たちにはまったくなんの関わりもなかった。そういうの、普通にやっている子って本当に存在していたのか……。  自分が普通の人生を送ってると思っている人は是非読んでみて。びびるはずだから。    何個か泣けてしまうような身の上話はあったものの、読んだ後、誰の話がどんなだったかはまったくおぼえていない。そのことが、AV女優になってさえも華を咲かせられなかった女の子たちを象徴している気がする。  AV女優かあ。  今頃普通の主婦になっている人もいたりするのかなあ。(2002/09/08) ■当時怖々触れていた、アンダーグラウンドの世界。探究心は様々な書籍を巡らせた。この本は、少しセンチメンタルに描かれすぎのきらいもある。世の中すべての人間が私と同じ境界線を持って生きているわけではないのだから、いいも悪いも、悲しいも嬉しいも、完全なる価値観など存在しないのだ、と今は思っている。

Posted byブクログ

2009/10/04

身を売る女性にも十色の事情があるもんだなあ、と。あまり悲壮感がなく、インタビュアーも答える側もあっさりしている。

Posted byブクログ