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能面殺人事件 の商品レビュー

3.4

9件のお客様レビュー

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海外のある名作推理小…

海外のある名作推理小説と同じトリック。しかし最高。マニアとしては、甲冑殺人事件も気になる。

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横溝正史や海外ミステ…

横溝正史や海外ミステリの影響が顕著な本格ミステリ。ラストの数行には小説としての情感を強く感じました。

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海外ミステリーの影響…

海外ミステリーの影響が顕著ですが、本格ミステリーの古典として楽しめました。

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日本推理作家協会賞を…

日本推理作家協会賞を受賞した本格ミステリの歴史に残る傑作。トリックがすばらしいです。

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2020/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミステリとして最高のプロローグが書かれています。そのおかげで読者としては、冒頭からトップギアで期待が高まります。たまらないです。 引用すると『しかも鬼女の魔力は「小書付き」の特殊演出によって、絶対不変の物理法則をさえ、無力化していたのだった』なんてことまで書いてあるんです。物理法則を超越するんですよ。とんでもない予感がするじゃないですか。 でも、このオープニングは大体はったりなのです。 本書のミステリ的取り組みはまた別の箇所にあるのですが、この大風呂敷が萎んでいくような展開に感じられたため、読後感は残念なものになりました。

Posted byブクログ

2019/07/07

書かれた当時(昭和24年)には新鮮な驚きを以て迎えられた作品なのだろうけれど、今読むと使い古された設定。いや、それはこの作品の所為ではないのだけれど。 目次を読むと、事件の本筋を綴った探偵役の手記を検事の手記が前後で挟むという手法なので、探偵役の手記を額面通りに受け取ってはいけ...

書かれた当時(昭和24年)には新鮮な驚きを以て迎えられた作品なのだろうけれど、今読むと使い古された設定。いや、それはこの作品の所為ではないのだけれど。 目次を読むと、事件の本筋を綴った探偵役の手記を検事の手記が前後で挟むという手法なので、探偵役の手記を額面通りに受け取ってはいけないのだろうなということは想像出来てしまう。 そして検事の手記でどのようにひっくり返されるのかという、その興味のみで読み進めたが、結末は想像していた通りでさして驚きはなかった。 登場する千鶴井家の人々も自己中心的な人間が多いので殺されても特に感慨もないという、そこもあまり作品にのめり込めない一因か。 能面の使い方がちょっと面白かったが、図説があるとさらに良かったかと思う。 だがこういう作品が後の新本格と呼ばれる作品へ大きな影響を与えていたのだろうと思うと読んで良かったとも思う。 高木さんは「刺青殺人事件」「人形はなぜ殺される」がすごく良かったので期待して読んだのだが、残念。

Posted byブクログ

2011/10/13

作者出張りすぎじゃね?っていう印象しか残らなかった… 他の人のレビュー(書評サイト)でも『これが推理作家協会賞なのか』みたいなこと書いてあって、確かに雰囲気とかトリックとかそういうのはいいんだけどいかんせん作者が。出すぎ。なんか身内ネタみたいでさあ。 高木さんは何冊か読んだけ...

作者出張りすぎじゃね?っていう印象しか残らなかった… 他の人のレビュー(書評サイト)でも『これが推理作家協会賞なのか』みたいなこと書いてあって、確かに雰囲気とかトリックとかそういうのはいいんだけどいかんせん作者が。出すぎ。なんか身内ネタみたいでさあ。 高木さんは何冊か読んだけど『刺青』以外は唸った覚えねーなー…

Posted byブクログ

2010/06/05

氏の長編第二作。 第三回探偵作家クラブ賞(後の日本推理作家協会賞)長編賞受賞作。 旧家の二階の窓から覗く鬼女の面を付けた影。 呪われた謂れのある面の登場は、続く惨劇の幕開けに過ぎなかった! 探偵の自叙伝によって語られる事件の真相とは? あなたの見た事の無い探偵小説が幕...

氏の長編第二作。 第三回探偵作家クラブ賞(後の日本推理作家協会賞)長編賞受賞作。 旧家の二階の窓から覗く鬼女の面を付けた影。 呪われた謂れのある面の登場は、続く惨劇の幕開けに過ぎなかった! 探偵の自叙伝によって語られる事件の真相とは? あなたの見た事の無い探偵小説が幕を開ける。

Posted byブクログ

2009/10/04

やられた…。どろどろな殺人事件といういかにもな設定に明らかに仕掛けがありそうな手記をさらに他の人の手記で挟んでいる構成。ペダントリーだのメタ的な名探偵の交代だの色々詰め込まれててぐいぐい読まされた感じ。最後の謎解きにおけるどんでん返しの連発とそれを支える見事なロジックは脱帽。すれ...

やられた…。どろどろな殺人事件といういかにもな設定に明らかに仕掛けがありそうな手記をさらに他の人の手記で挟んでいる構成。ペダントリーだのメタ的な名探偵の交代だの色々詰め込まれててぐいぐい読まされた感じ。最後の謎解きにおけるどんでん返しの連発とそれを支える見事なロジックは脱帽。すれた読者も充分に驚かされる。凄い。

Posted byブクログ