暗夜 の商品レビュー
アウトロー世界を扱っているけれども 割と静かな作品。嫌いではないです。 が、残念なことにこの作品 構成がやや中途半端で難あり。 主人公の過去に関わる人物とのつながりが あいまいになっているせいかちょっとイライラ。 それと少し結末はしょってますよね??? それもまたイライラ。 世...
アウトロー世界を扱っているけれども 割と静かな作品。嫌いではないです。 が、残念なことにこの作品 構成がやや中途半端で難あり。 主人公の過去に関わる人物とのつながりが あいまいになっているせいかちょっとイライラ。 それと少し結末はしょってますよね??? それもまたイライラ。 世界観は最高なのですが。 静かな作品なので期待しましたが 少し的外れでした。
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- ネタバレ
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新潮文庫版を読んだのだがブクログに登録がないようなので…。 新潮社の人に勧められて本著者の作品を読んで多分三作目。 これまでの作に思った事は、小生がこの記述気になると目を付けたところがことごとく外れるため、相性が悪いのではないかと考えていた。 けれど本作は多少そういう意味では少しだが、気が有って来た気がする
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このシミタツはストーリーがかなり入り組んでいて、しかもテンポが速くて実に面白い小説を読ませてもらった。ピカレスクロマンだ。
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志水さんの初期の作品『飢えて狼』『背いて故郷』『行きずりの街』が、印象に残っている。いずれもハードボイルドタッチの作品だった。その後、新しいジャンルに挑戦しているのか、急速に作風が変化していったのではなかったか。何作か気まぐれに読んでみたが、どうも好みには合わなかった。それでも...
志水さんの初期の作品『飢えて狼』『背いて故郷』『行きずりの街』が、印象に残っている。いずれもハードボイルドタッチの作品だった。その後、新しいジャンルに挑戦しているのか、急速に作風が変化していったのではなかったか。何作か気まぐれに読んでみたが、どうも好みには合わなかった。それでも、初期のような作品にまた出会えないものかと期待して、時々読んでいる。この『暗夜』もそうだった。しかし、やはり期待しているものとは違っていた。この作品は、登場人物がみな小悪党というもの。主人公自身も4年間の刑務所暮らしから帰ったばかりの男。服役中に死んだ弟に託しておいた財産で、なに不自由なく生きられる。ところがこの男は、危険と隣合せのような生き方しかできない。この男がかっこいいかといえば、そうじゃない。目障りな者を警察にタレ込んだり、敵対する組織に潰させようとしたり、小賢しく姑息な手を使う。ヤクザにつかまり、詫びろといわれれば、平気で土下座する。この作品は、ちょっと危険な「仕事」しかできない、そんな者たちの愚かしさを描いている。淡々とした展開。志水さんらしいといえるか。ストーリーには、取り立てて面白さを感じない。中途半端な感じだったが、なぜか読むことをやめられない不思議な雰囲気を持った作品だった。できればまた、ハードボイルドの正統派みたいな作品を読んでみたいのだが……
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