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120%COOOL の商品レビュー

3.6

38件のお客様レビュー

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おすすめ

人を愛すること。誰かを大切に思うこと。この本には、鮮烈な愛があふれています。感覚をフルに働かせて読みたい恋愛小説。そして読み終わった後、恋人や大切な人をとても愛しく思える短編小説です。

tt

2024/01/06

良かった。どんな場所にしろ今いる場所が居場所なんだよみたいなセリフがめっちゃ良かった。それと亀の餌の話がめっちゃ良かった。

Posted byブクログ

2023/10/01

唇から蝶 非現実的だけどそそられた 心と口は反していることの表現みたい 黒いコートの衿に赤い口紅! newspaper 新しいニュースを知らない言葉で知る 一緒にいる時間の空気の色 恍惚 目に見えるものの価値は自分で決める DIETCokeの女性 素敵 大きさを越えた時に...

唇から蝶 非現実的だけどそそられた 心と口は反していることの表現みたい 黒いコートの衿に赤い口紅! newspaper 新しいニュースを知らない言葉で知る 一緒にいる時間の空気の色 恍惚 目に見えるものの価値は自分で決める DIETCokeの女性 素敵 大きさを越えた時にクールは人間を支配する

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2020/07/01

恋愛ってなんだろう。 ゴールはセックスなのか、セックスはスタートなのか。 大切に想うのに傷つけて、勝手に傷ついて。 いつだって不安は未来からやってきて、今を大切に出来ない。 でもその不安定さ、不完全さすらをも愛おしく思う。 だってそれが恋愛だもん。

Posted byブクログ

2018/12/10

結構な大人の短編集。 電車で読むときは若干周りを気にした。照笑 登場人物みんな、いろいろ正直。 恋愛の描写のなかで、自立しないとと思えるフレーズがある。 「あんたが、あんたでいられる場所って、あんたがいるとこ以外にないんだよ。」とか。

Posted byブクログ

2013/10/28

coolじゃなくcooolなんですね。かなを振ったら「クーウゥゥル!」みたいな感じ。キンキンに冷えてるような。 雨の化石とNEWSPAPERが好き。

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2013/10/28

独特な雰囲気がある、大好きな短編集になりました。 どれも好きですが、ガリレオの餌は終りが好きです。 120%Coolの雰囲気も大好きです。 最初にある作者の言葉「幸か不幸か、いまだに、私は20パーセントモアを求めて右往左往している」が、なぜかとても印象的でした。

Posted byブクログ

2012/04/19

山田 詠美さん初めて読んだ。 すごい。 この人の小説は、ストレートだ。 技巧とかじゃなく、文体とかじゃなく、この時代に小説でしかできないことをやっている。 その上で、あえてしびれたフレーズを抜き書きする。 「思い出が甘いのなんて、本当の恋じゃないのよ」(雨の化石) ...

山田 詠美さん初めて読んだ。 すごい。 この人の小説は、ストレートだ。 技巧とかじゃなく、文体とかじゃなく、この時代に小説でしかできないことをやっている。 その上で、あえてしびれたフレーズを抜き書きする。 「思い出が甘いのなんて、本当の恋じゃないのよ」(雨の化石) 「泣くというよりも、涙をこらえるという努力の方が余程、愛に近いと、私は思う」(DIET COKE) 「セブンイレブンに慣れている男は、なかなかに、ハードボイルドだ」(R) コークとペプシの物語、私は「R」にとくにしびれた。

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2012/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

9つの恋愛を喪失、不倫、官能、純粋など色んな側面を持って描いた小説。 良くも悪くも山田詠美節な短編小説なので好き嫌いは別れるかな、と思います。 個人的には「唇から蝶」「ガリレオの餌」「R 」「120%Coool 」が良いなっと思いました。 *「唇から蝶」は青虫が唇になってしまった美女と醜男の奇妙な関係が気持ち悪いのに官能的に切ないなぁと感じました。 *「ガリレオの餌」はハードボイルド作家で恋に浮かれる木島と山川クンが可愛い!ビッチな女の子も良い性格だなぁと *「R 」主人公に対して彼氏が言う「寝言で言ってた。眠りながら絶望するのって、すげぇと思った」(p.211)というセリフが胸にストンと落ちてきてすごく良いなぁと思いました。 *「120%Coool 」は下品で真っ直ぐじゃない。でもカッコイイです。 あとがきも詠美さんらしいです(*´ω`*)

Posted byブクログ

2012/01/09

80年代のロマンス映画を古びた映画館で見ているかのような複数の短編集物語。 恋に恋い焦がれているような甘酸っぱさなんて微塵もない。 あるのは、相手が好きだという感情だけ。 sexはただの手段であり、僕みたいなまだまだガキんちょの愛やら恋やらそんなものがどんなに型通りで退屈なもの...

80年代のロマンス映画を古びた映画館で見ているかのような複数の短編集物語。 恋に恋い焦がれているような甘酸っぱさなんて微塵もない。 あるのは、相手が好きだという感情だけ。 sexはただの手段であり、僕みたいなまだまだガキんちょの愛やら恋やらそんなものがどんなに型通りで退屈なものかを教えてくれた。 なろうとは思わない、そんなことより自分の道を歩くだけ。

Posted byブクログ