ルーマニア・マンホール生活者たちの記録 の商品レビュー
貧困のつらさというより,彼らのたくましさを感じた。旅行だと,物乞いをされる側としてしか彼らをとらえることができていない。この著者は自らマンホールの中に入っていく。ここが違う。大きく違う。
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ルーマニアのチャウチェスク時代、多産政策により生まれた子供たちが自由化のあとホームレス化し、多数がマンホールで生活しているという状況を取材したルポルタージュ。同じような事情はモンゴルなどにもあるという。ドキュメント映画「Underground Children」なども併せて観てみ...
ルーマニアのチャウチェスク時代、多産政策により生まれた子供たちが自由化のあとホームレス化し、多数がマンホールで生活しているという状況を取材したルポルタージュ。同じような事情はモンゴルなどにもあるという。ドキュメント映画「Underground Children」なども併せて観てみたい。ルポは分かりやすくまとまっており読みやすい。
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チャウシェスクによる独裁政権時代 誰もが貧しい暮らしを強いられる中 「国力とは人口なり」 と唄われ 中絶や避妊が非合法とされた。 時代に生まれた子ども達 は「チャウシェスクの子」と呼ばれ多くは貧しさから親に手放され孤児院へ行くことを余儀なくされたり ストリー...
チャウシェスクによる独裁政権時代 誰もが貧しい暮らしを強いられる中 「国力とは人口なり」 と唄われ 中絶や避妊が非合法とされた。 時代に生まれた子ども達 は「チャウシェスクの子」と呼ばれ多くは貧しさから親に手放され孤児院へ行くことを余儀なくされたり ストリートチルドレンとしての生きていくことになった。 彼らが生活する劣悪な環境ではあどけなさが残る子どもであっても 生きるために犯罪に手を染め、シンナーに手を出してしまう悲しい現実がありました。 この本は彼らの生活をうまく切り出しさらにルーマニアの社会情勢を重ね合わせ生々しく現実を描いたルポルタージュだと思います。
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チャウシェスクの子供たちと言われた浮浪子供たち。 チャウシェスクは国家の強大化には人口増加が必要と考えていたから、中絶も避妊も禁止していた。 ルーマニア人だけでなくロマたちはもっと悲惨な境遇の生活をしてる。
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いったい日本人はいつから、チョコレートをねだる貧しい子どもたちにチョコレートを与えてやれるほど偉くなったのか。08.2.21読む
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