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エリカ の商品レビュー

3.1

30件のお客様レビュー

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2013/08/25

自分をだまして寂しさに耐え、忙しさに埋もれ流されるまま年をとっていくよりは・・人間らしいかな、エリカ。

Posted byブクログ

2013/06/26

理性ではストップをかけても、ずるずるとのめり込み…というのは恋愛に限らず誰もが覚えがあるはず。だが、裕福で名うてのプレイボーイに翻弄される、仕事のできるアラフォー女性(しかも不倫)というのは、バブル感と上滑り感が強過ぎる。 初出は婦人公論とあり、読者はこういうのが好むのか。

Posted byブクログ

2012/10/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

小池真理子の書きたかったこと。 日常にありえる設定で、どの方向へ進むかではない。 どの方向へ進んだとしても、そこにあるのは日常であるということ。 設定そのものに対する見方を提示している。 描写の旨さは、旨いことがいいことなのではなく、日常的である枠に収めてしまうところがいいことなのではないか。 小池真理子が書きたかったことはそんなことではないかと思う。 「瑠璃の海」と並行で読んでいた。 エリカが積極的な人との出会いの場合で、 瑠璃の海が後ろ向きな人との出会いの場合を 模擬実験した結果の例だと見ればいいかも。

Posted byブクログ

2012/09/12

亡き親友の不倫相手と恋仲になる話。 何事にもだけれど、相性というものは必ずある。そして、タイミングというものも。それが合うか合わないか。それだけ。 不謹慎だ、と思う人がいればそれまでなのだけれど。

Posted byブクログ

2012/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公エリカの友人が、若くして亡くなった。 その友人の不倫相手だった男が、事情を知るエリカに「自分ひとりで葬儀に参列するわけにもいかないので、同行させてもらえないか」と言われ引き受ける。 が、その晩夕食に誘われ、はじめはしつこくつきまとわれた感じだったが、結局自分もその男と不倫に走る。 そもそも知り合ったきっかけから、そこに行き着くまでの道のりまで、こんなのあるかよーと思いながら読み進めた。 エリカの41歳の誕生日に100本の束を4つと1本だけのバラを送られ、それだけの花を飾る花瓶が無くバケツまで用意して部屋中にバラがあふれる。 エリカはまあそれに感動したんだろうなあ。 でも、その部分を読んでいて「何故、410本でなく、401本なんだろう」と思う小生には、こういう贈り物は出来ないし、もらってもただ気持ち悪いだけと思うだろう。 ミステリーは犯人は誰で動機がこうで方法が……と結論付くが、本著は恋愛小説なので、なんとなくこの先がありそうななさそうな、はっきりしなくてすっきりしない。(それはしょうがないのは解っている)

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2011/10/23

恋愛小説の大家の小池真理子です。 読書傾向から恋愛小説は似合わない!と言われそうですが、小池真理子は好きな作家です。 ホラーの『墓地を見下ろす家』を最初に読んで、その後、最高傑作の『恋』を読んで、あ、恋愛小説もヤルじゃねぇかよ!と思ってしまい、結構読んでおります。 この作品『エ...

恋愛小説の大家の小池真理子です。 読書傾向から恋愛小説は似合わない!と言われそうですが、小池真理子は好きな作家です。 ホラーの『墓地を見下ろす家』を最初に読んで、その後、最高傑作の『恋』を読んで、あ、恋愛小説もヤルじゃねぇかよ!と思ってしまい、結構読んでおります。 この作品『エリカ』は、主人公が41歳の独身女性。自分でデザイン事務所を経営しているヤリ手の女性です。外見の描写はないのですが、結構な美人で、頭が良く、魅力的な女性。 彼女の親友が亡くなってしまうところから話が始まり、その親友の彼氏との恋愛を描いた作品です。 若い女性が憧れるような聡明なこの女性が、自分の付き合っていた女性の通夜の席で、彼女の親友を口説くようなオトコに恋をしてしまう、という話です。 女性を口説くのに長けた誠実さがあまりないボンボンに、結局身を任せてしまう心の動きが良く描かれております。 それにしても、いくら心が動いていたからって、バラを401本も贈られて感激してしまうとは…。半分嫌がらせ?? 結局いろいろあって、彼女は目を覚ますのですが、きっかけになった若いオトコと、そのオトコをつい誘惑しようとして決裂してしまうところなんか、結構良かったです。 その後、また日常が始まっていくのですが、その後彼女はどのように変わっていったのか? 余韻が仄かに残ります。 オトコの描写が弱いようにもかんじましたが、これでいいんだ、とも思いました。 結局、主人公が自分で盛り上がっていく過程を描いているわけだから、オトコは結局どうでもいいのかな?というかんじです。 だから相手のオトコの扱いも非常に軽薄で軽いものにしたんだろうな、なのでした。 わざと描写を抑えるなんて、なかなか出来ないよなぁ~、です。 やっぱり小池真理子は凄いです!

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2011/07/04

重い…。けど、エリカにも湯浅にも共感できるところがあった。不倫をしたことがないからわからないけど、恋人に対して不安になる気持ちは、今の私たちそのものだった。盗聴犯とうまくいって欲しいとも思ったけど、それだとリアルじゃなくなる。私がエリカだったら、湯浅とはもう少し早く終わらせてたと...

重い…。けど、エリカにも湯浅にも共感できるところがあった。不倫をしたことがないからわからないけど、恋人に対して不安になる気持ちは、今の私たちそのものだった。盗聴犯とうまくいって欲しいとも思ったけど、それだとリアルじゃなくなる。私がエリカだったら、湯浅とはもう少し早く終わらせてたと思う。そして淋しい気持ちを、他のだれかとのセックスでごまかしていた。そうして次を探す。ただ、エリカは40代で、私は22なので、年をとったらまた変わるのかもしれない。とにかく、不倫をしても、幸せにはなれない。蘭子のように、前向きに考えられる人にならないと、恋愛は辛い。

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2011/03/15

40を過ぎて独身のエリカは親友蘭子の死を機に不倫相手の湯浅と出会う。湯浅の甘ったるい口説き文句に気障なサプライズ。愛してると言われる程に愛されていないと感じる。盗聴していた洸一に自分とは何かを尋ねる。誰もが不毛の愛に悩み、愛を求め愛し愛されようとしている。

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2011/03/01

正直、不倫相手の湯浅が最後まで好きになれませんでした。 聡明なエリカが、なぜこんな男を本気で愛してしまうのか、腹立たしい気持ちで読みました。「バーガー亭」の洸一には好感持てたけど、ただ純粋に想い続けた彼に対してとったエリカの行動は、湯浅と何ら変わらず。 小池さんの小説の中では...

正直、不倫相手の湯浅が最後まで好きになれませんでした。 聡明なエリカが、なぜこんな男を本気で愛してしまうのか、腹立たしい気持ちで読みました。「バーガー亭」の洸一には好感持てたけど、ただ純粋に想い続けた彼に対してとったエリカの行動は、湯浅と何ら変わらず。 小池さんの小説の中では、少々退屈に感じられる作品。重そうに見えて軽い内容なので、不倫物であまり罪悪感を感じたくない人にお薦めします!!

Posted byブクログ

2011/04/28

なんだか、読み終わった後は、エリカみたいに、枕に顔をうずめて眠りたくなってしまった(^_^;) なんでだろぉ???

Posted byブクログ