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武田信玄からの手紙 の商品レビュー

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2012/08/17

かいじあむブックレット(山梨日日新聞社 山梨県立博物館監修)を読む。  戦場に関する手紙(翻刻、読み下し、現代語訳)   信玄のいくさ(西川広平)  ライバルに関する手紙(翻刻、読み下し、現代語訳)   四面楚歌の武田信玄(平山優)  家族に関する手紙(翻刻、読み下し、現代語訳)...

かいじあむブックレット(山梨日日新聞社 山梨県立博物館監修)を読む。  戦場に関する手紙(翻刻、読み下し、現代語訳)   信玄のいくさ(西川広平)  ライバルに関する手紙(翻刻、読み下し、現代語訳)   四面楚歌の武田信玄(平山優)  家族に関する手紙(翻刻、読み下し、現代語訳)   信玄の家族(秋山敬)  家臣に関する手紙(翻刻、読み下し、現代語訳)   信玄の家臣団の書札礼(片桐昭彦)  信玄からの手紙を読んで(西川広平)   平成19年の刊。 大河ドラマに合わせて出版された便乗本の一冊かもしれない。ブックレットということもあり、薄い冊子であるが、内容はなかなか濃い。 4つの視点からそれぞれ1通づつ、文書を紹介し、現物の写真、翻刻、読み下し、現代語訳が付いている。 また、4人の専門家が、関係する事項を解説してくれるのが嬉しい。信玄が自らの行動を秘匿するため流言飛語を利用したこと。四面楚歌に苦闘する信玄と信玄外交の離れワザ。義信事件において快川和尚が両者を調停しようとしたこと。家臣統制のための書札礼など、新しい知見に触れることが出来た。 500円払っても十分元は取れる内容であり、おススメである。

Posted byブクログ