幸福はあなたの心で の商品レビュー

R.W.トライン(著者),谷口雅春(著者)

2011/05/27

生長の家の教えの中心部分の一つである万教帰一を分かりやすく説かれている一冊である。そして幸福とはすでにどんな人にも既に宿っていることが書かれている。早速ですが、本書の一部を紹介したいと思います。

"我と神とは一体なり"
　キリストは「我と神とは一体なり」と言っているのである。この言葉によって、彼が如何に神の生命との一体を自覚していたかを知ることができるのである。また彼は斯うも言っている「我汝に語る言葉は、我みづから語るに非ず、わが内に宿り給うところの父が語り給うのであり、父が御業（みわざ）を成したまうのである」と。これによって私たちは、如何に彼が明瞭に、彼自身にては何事をも成し得ず、神と一体になってのみ何事でも成し得るのだということを認めていたことを知ることができるのである。またイエスは言いたまう「わが父は働きたまう、されば我も働くなり」と。換言すれば、"父なる神がわれに力を送りたまうのであり、われは知れに対して自己の魂を打ち開く、かくて神との連関にえおいて御業は成されるのである"と言い給うのである。

"真の宗教は歓びと幸福の源泉である"
　真実の意味において、州境というものは、人間の魂が知ることができる最も楽しいものなのである。しいて真に州境が悟られているならば、それは平和と、歓びと幸福との源泉であって、決して憂鬱や悲しみの源泉ではないことを見出すのである。そしてそれはあらゆる人々にとって魅力的であり、何人（なんびと）にも嫌悪される物ではないのである。