立派になりましたか? の商品レビュー
大道珠貴 著「立派になりましたか?」、2008.1発行です。特別学級(トッキュウ)という高校で育った生徒たち、オトコオンナと言われてた担任の先生。卒業の時44歳だった先生が、みんなが44歳になった時連絡をしようという・・・、そんな物語。「立派になりましたか?」。「生きるということ...
大道珠貴 著「立派になりましたか?」、2008.1発行です。特別学級(トッキュウ)という高校で育った生徒たち、オトコオンナと言われてた担任の先生。卒業の時44歳だった先生が、みんなが44歳になった時連絡をしようという・・・、そんな物語。「立派になりましたか?」。「生きるということ」「育てること」「見守ること」、そして、「幸せということ」、いろんなことを考えさせていただいた作品でした。「自然」「素直」、このことについても、しばし思いを巡らしました。
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(2015/7/3読了) 図書館の書架から、目次に惹かれて借りた本。 これがシニカルなユーモアな本なのでしょうか? 現在44歳の、かつて特別学級にいた生徒達とその家族、担任だった先生の今が書かれてます。 読み始めてすぐに気分が悪くなりました。なぜ特別学級の生徒達を題材にしたのでし...
(2015/7/3読了) 図書館の書架から、目次に惹かれて借りた本。 これがシニカルなユーモアな本なのでしょうか? 現在44歳の、かつて特別学級にいた生徒達とその家族、担任だった先生の今が書かれてます。 読み始めてすぐに気分が悪くなりました。なぜ特別学級の生徒達を題材にしたのでしょう。ギブアップしようとも思ったのですが、この話がどこに収まるのか知りたかったので、最後まで読みました。でも残念ながら、私にはどの方の「場合」も到着点はわかりませんでした。 お気に入りになりつつある大道さんですが、暫くお休みしようと思います。 (目次) 木ノ下はじめの場合 田中川瞳の場合 井上真代の場合 金山岩男の場合 下地忠彦の場合 芝田よし江の(母の)場合 山本キュウリの場合 陣内マサシ(一学年下)の場合 陣内亜美(娘)の場合 目加田力先生の場合 (内容) 「自分の名前さえ書ければ合格」と言われている高校の、そのまたどうしようもない10人が集められたクラス“トッキュウ”。そこから巣立った同級生たちの26年後―。芥川賞作家がシニカルなユーモアとリズムのよい文章で描きだすそれぞれの人生。
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高校の特別学級(支援)を卒業した生徒たちの26年後。 重いけど、目をそらすのもおかしい気がする。 現実で周りにいる人とリンクするのが不思議だった。 そんなものなんだろう。 最後に先生の体が気になった。なんだったんだろう。
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木で鼻をくくったようなタイトル。あいかわらずのおちゃらけ。目加田先生。何やら複雑な問題を抱えていらっしゃるようだ。
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もっと明るい本だとイメージして読んでしまった。 高校を卒業して二十何年かたった生徒達の話を オムニバス形式でまとめてある物語。 卒業生のその後って感じで軽く面白い話かと思って 気楽に読み始めてしまった…。 でもその卒業生がいたクラスは特級といって 出席してれば良いって...
もっと明るい本だとイメージして読んでしまった。 高校を卒業して二十何年かたった生徒達の話を オムニバス形式でまとめてある物語。 卒業生のその後って感じで軽く面白い話かと思って 気楽に読み始めてしまった…。 でもその卒業生がいたクラスは特級といって 出席してれば良いって感じのちょっと普通よりも 学力が落ちるクラス。色々なハンデを持っている。 それぞれ成長してしっかり生きてる、 が、やっぱりそれぞれの人の話がちょっと重め。 最後、先生の章も重かった。読後感が悪い。 悪いっていうか気持ち悪い感じ。ねばねばした感じ。 生徒の娘が主体になってる章だけは好きだったかな。
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+++ 「自分の名前さえ書ければ合格」と言われている高校の、そのまたどうしようもない10人が集められたクラス“トッキュウ”。そこから巣立った同級生たちの26年後―。芥川賞作家がシニカルなユーモアとリズムのよい文章で描きだすそれぞれの人生。 +++ 木ノ下はじめの場合 田...
+++ 「自分の名前さえ書ければ合格」と言われている高校の、そのまたどうしようもない10人が集められたクラス“トッキュウ”。そこから巣立った同級生たちの26年後―。芥川賞作家がシニカルなユーモアとリズムのよい文章で描きだすそれぞれの人生。 +++ 木ノ下はじめの場合 田中川瞳の場合 井上真代の場合 金山岩男の場合 下地忠彦の場合 芝田よし江の(母の)場合 山本キュウリの場合 陣内マサシ(一学年下)の場合 陣内亜美(娘)の場合 目加田力先生の場合 +++ 高校を卒業して26年。生徒たちのほとんどは44歳になっていて、それぞれがそれぞれなりに人生を生きている。オトコオンナと言われていた目加田先生は、老母の介護をしながら自らも病を得、残りの人生と過去の輝きのはざまにいる。たくましいような、哀しいような、切ないような、なんともいえない読後感の一冊である。よい思いでとも言えないようなトッキュウでのことを思い出すからだろうか、先生の淋しさが染み出してくるからだろうか、生徒たちの語りようがあまりにもまっすぐだからだろうか。よく判らないながらも胸にずしんとくるものがある。
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名前を書けば入れる学校にある、特別学級、略して“トッキュウ”にいた生徒や先生の話。卒業してその後の、みたいなかんぢ。
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「自分の名前さえ書ければ合格」と言われている高校の、そのまた どうしようもない10人が集められたクラス“トッキュウ”。そこから 巣立った同級生たちの26年後―。芥川賞作家がシニカルなユーモア とリズムのよい文章で描きだすそれぞれの人生。
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大道珠貴待望の新作。特殊学級の先生と生徒の過去と今を描いた作品。何故か、彼女は、一寸障がいの或る様な人を書くのが巧い。よく取材しているなと、感心する。
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