魏志痴人伝 の商品レビュー

古田新太【著】

2013/07/02

この魏志痴人伝(ぎしちじんでん)は・・・「どうもおいらの周りにはびみょーに変った人が多い。その何人かを皆さんに紹介していこうかなと、思いつきました。」と、古ちんがダ・ヴィンチに持っていた枠の2004/5号から2007/4号までに書き下ろし連載したものの集大成版で、それこそ、がきの頃から今日までの古ちんのとりまきのびみょーに変った人を月一で紹介したものです。

　「足の爪を切らない人、知ってますか？」を手始めに36人＋2人のびみょーに変な方々の生態が綴られています。それぞれの章頭の挿絵もびみょーにエロおどろおどろしく、びみょーな空気を醸しています。
　登場する変人の多くは業界人で、
　はて？これはもしかしてあの××か？．．．と想像たくましくしながら読み、笑い転げてしまう一冊です。

(参考)なかみ拝見？

足の爪を切らない人、知ってますか？／36にもなって夢精する人、知ってますか？／金玉をやぶったことのある人、知ってますか？／部屋の中で唾を吐く人、知ってますか？／学ラン着たまま水浴びする人、知ってますか？／便所が使えない家に住んでる人、知ってますか？／ババアにヤリ逃げされた男、知ってますか？／オトナになってもドロボーなヒト、知ってますか？／ひたすら食い続ける男、知ってますか？／寂しがりすぎる男、知ってますか？／アルコールを薬代わりに飲む男、知ってますか？／男らしすぎる男、知ってますか？／他人の奨学金で遊ぶ男、知ってますか？／Mr.ネガタイプな男、知ってますか？／妖精を見るタレント、知ってますか？／死ぬ気で運転する運転手、知ってますか？／イージーミスばかりするヤツ、知ってますか？／オカルト好きなヤツ、知ってますか？／いつでも「ゆるい」男、知ってますか？／血塗られた歴史を持つ美人姉妹、知ってますか？／切れ味の鋭すぎる男、知ってますか？／キスでヤクザを倒す男、知ってますか？／愚かで哀しい男の性、知ってますか？／常に気を失っている男、知ってますか？／イマドキのバカップル、知ってますか？／おもらし話を聞きながち、おもらしする男、知ってますか？／鳥ギライな男の受難、知ってますか？／一晩中妄想を語る女、知ってますか？／痛みに強すぎる男、知ってますか？／胃袋の限界を知もない男、知ってますか？／下心パワーで人生を変えた男、知ってますか？／レンジャーになりきれない男、知ってますか？／ボールペンで殺されそうになった男、知ってますか？／時間を無駄にしない奴、知ってますか？／酒に命をかけている男、知ってますか？／饅頭のなる木を作った男、知ってますか？

特別書き下ろし一 大胆な動きを追求し続ける男、知ってますか？／特別書き下ろし二 自転車を落とした男、知ってますか？

あとがき

2012/03/31

古田新太のエッセイ２冊目。
こちらは自身が今まで出会った「痴人（＝おろかで、ばかだけど、愛すべき憎めないあほうのこと）」達を焦点としたもの。
シモ系から痛い系まで各種取り揃ってますが、私は不思議な言動ブッ放し系が好き。具体的に言うと「Mr.ネガティブな男」。

確かに古田兄貴の周りには妙な人が大勢いるけど、兄貴が他人を見詰める眼差しの優しさっていうか懐の深さっていうかが、こういう文章書かせるんだろうなあ。って言ったら無難にまとめすぎ？

何度読んでも笑えます。

2010/01/17

古田新太って人は本当に面白いなぁ、って思って、読んでみたら、これまた面白い。
書いてあるのは、彼の周りの人々のことなんだけど、やっぱり一番面白いのは彼自身じゃないかなぁと。

僕、この本の中に出てくる小話の一つの元ネタ知ってるし、その本人がそれについて喋ってるのを聞いたことあるけど、本人が語るより、この本で古田新太のツッコミ込みで読んでる方が７割り増しおもしろかったもん。

やっぱ、舞台に立たせても文章書かせても面白い人だなぁ。

2009/10/07

愛すべき変態たち。 世の中面白いヒト多すぎ。類は友を呼ぶ、という言葉を思いました。何も考えたくない時にどうぞ。ポジティブになれるんじゃないかしら。

2009/10/07

似顔絵しおり＆サイン本につられて購入。
でも前作の方が面白かったなぁ。
〔購入・初読・1/25読了〕