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毛利隆元 の商品レビュー

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2012/10/14

向こう数年は出ないであろう「毛利隆元」の生涯を主題に置いた一冊。隆元萌えのみんなー、とりあえず読んどけー。 戦国地味長男の中でも筆頭(主観)にある彼の人生をゆりかごから墓場まで網羅してあります。各合戦での活躍伽人間関係、自筆の書や画といった一級資料から字が書けるようになった輝元...

向こう数年は出ないであろう「毛利隆元」の生涯を主題に置いた一冊。隆元萌えのみんなー、とりあえず読んどけー。 戦国地味長男の中でも筆頭(主観)にある彼の人生をゆりかごから墓場まで網羅してあります。各合戦での活躍伽人間関係、自筆の書や画といった一級資料から字が書けるようになった輝元にあてた文まで、毛利隆元像を固めるに十分な内容。人格者でありながら文弱、父への畏怖や畏敬の念とそこから来る卑屈さ等をもって語られることの多い人物ですが、肉親への愛情、責任感、父を超えたいという思い、戦乱の世へのある種の怒り、厭世観…。彼の内面は複雑に入り混じり、常に葛藤を抱えていた事が伝わってきました。自分と父との実力差を嘆く事の多かった隆元公ですが、もう少し自分の力に楽観的になれていれば状況はやや変わっていたかもしれません。 後半は毛利家の軍事面を中心に描かれいるため、彼の最大の美点である行政手腕についてあまり触れられていなかった点は残念でした。 隆元公の死因についてはわからずじまい。ただ、死去された年は移動距離だけ見ても半端なモノではなく、ここに戦闘や軍政、行政の管理まで行っていたとすれば過労と心労のダブルパンチに心身が追い付かなくなったとも推理できます。毒殺は前後の脈絡が合わないから考えずらいかな。 隆元萌え、毛利萌えの方は是非一読下さい。

Posted byブクログ

2009/10/04

『謹述胸念』を読むと親兄弟にも打ち明けられない隆元の苦悩や偉大すぎる父を持ったプレッシャーがギリギリと胸を締めつける。泣けた… 巻頭に隆元自筆画、自画像もあり。元就と輝元の間の、世間一般的にあまり知られていない毛利家当主が気になる人にはおすすめしたい

Posted byブクログ