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こんなに使える経済学 の商品レビュー

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34件のお客様レビュー

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2022/04/17

経済学の知識は高校レベルでしたが、身近な話題で図表もわかりやすく、スムーズに理解できました。絶対の正解はないからこそ、法則を考え、なるべく利益の出る・意味ある選択をしようとする努力が大切なのだとわかりました。

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2020/05/16

経済学的な思考とは個人と大衆的な、もしくはミクロとマクロ的な違いをどこまで想定できるかということなんだな。そのうえで、7勝7敗の力士の勝率や、不況時の公共事業の意味、解雇制限が社会全体に及ぼす影響、美人の給与は上がるのか、早生まれのスポーツ選手や大学生、利己的な日本人に相続争いが...

経済学的な思考とは個人と大衆的な、もしくはミクロとマクロ的な違いをどこまで想定できるかということなんだな。そのうえで、7勝7敗の力士の勝率や、不況時の公共事業の意味、解雇制限が社会全体に及ぼす影響、美人の給与は上がるのか、早生まれのスポーツ選手や大学生、利己的な日本人に相続争いが起きる理由とその経済学的な利点、などなど説明してくれている。おもしろかった。

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2018/12/20

【芝蘭友のトップストーリーニュース】vol.33http://www.shirayu.com/letter/2009/000078.html

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2018/11/04

経済学の視点は様々な現実の問題を考えるときに使える( または、使われている)、ということであるが、やっぱり、「経済学」という字面が持つイメージからはほど遠い、現実感のない期待外れの学問のような気がする

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2018/10/09

様々な社会問題を経済学の視点から説明.学年ごと(3月生まれと4月生まれの差)の競争が公平か?教師の質はなぜ低下したのか?などは非常に面白かった.軽く読めます.

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2017/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2008年刊行。2006年頃から「週刊エコノミスト」等で連載された記事をまとめたもの。大阪大学経済社会研究所所属のメンバーが執筆者。身近なテーマを題材に経済学の意義を解説する。「不況時に公共事業を増やすべきか」「グラミン銀行はなぜ無担保融資ができたか」「犯罪が地域社会に与える影響とは?」が、とりわけ興味深い内容であった。

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2015/11/24

中毒財はうまさが強化される。合理的に制御するのは難しくなる。 容姿を知力や体力などの資質と区別する理由はない。 腎臓交換=組み直しで増加できる 貯蓄率の違いはライフサイクル仮説 プロ野球選手は4~6月生まれが多い。 義務教育で児童労働が減った。多くの家計で義務教育は重荷...

中毒財はうまさが強化される。合理的に制御するのは難しくなる。 容姿を知力や体力などの資質と区別する理由はない。 腎臓交換=組み直しで増加できる 貯蓄率の違いはライフサイクル仮説 プロ野球選手は4~6月生まれが多い。 義務教育で児童労働が減った。多くの家計で義務教育は重荷。その後、教育で生涯収入が上昇するようになったため、義務教育は権利になった。私立校が人気になる。 失業手当と、穴を掘って生める公共事業は同じ。違いは、失業手当はGDPに計算されないので誤解を生む。 情報の経済学=メカニズムデザイン

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2014/07/08

日本人は真面目なので貯蓄好き。 これまで国民性から説明されてきたことが、経済学的に見ると、制度に誘導された行動だと分かる。 これが面白かった。 実は貯蓄の話は、本書を読む前から知っていたのdが・・・。 それと重なるような話がもうひとつ。 ゲーム理論通りに説明できない「いじわる行...

日本人は真面目なので貯蓄好き。 これまで国民性から説明されてきたことが、経済学的に見ると、制度に誘導された行動だと分かる。 これが面白かった。 実は貯蓄の話は、本書を読む前から知っていたのdが・・・。 それと重なるような話がもうひとつ。 ゲーム理論通りに説明できない「いじわる行動」が、アメリカ人より、中国人より多いのだとか。 公共財への支出は自分はなるべく払わずに、できればただ乗りしたいという行動を取る人が多いらしい。 これは、日本人は公共心が強い、というイメージと大きく矛盾する。 さらに、誰がいくら払っているか分かる制度にすると、日本人の納付額が上がるという。 これは何か、さもありなんと思えた。 学問を切り口にすることで、違うものが見えてくるんだな、ということが分かる。 その意味で楽しかった本。

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2014/04/12

配架場所]2F展示 [請求記号]080/C-7 [資料番号]2009113495、2007113991

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2014/03/29

 人が太っているかやせているかは、どこで決まるのか。「食習慣」とか「遺伝的な要因」とか、いろんなことが言われているが……「せっかちさ」に関係がある、というのが経済学を利用すればわかるのだという。ほかにも、「教師の質が低下したのは男女平等がすすんだから」「日本人が『貯蓄好き』だった...

 人が太っているかやせているかは、どこで決まるのか。「食習慣」とか「遺伝的な要因」とか、いろんなことが言われているが……「せっかちさ」に関係がある、というのが経済学を利用すればわかるのだという。ほかにも、「教師の質が低下したのは男女平等がすすんだから」「日本人が『貯蓄好き』だったのは、たんに平均年齢が若かったから」といった、ちょっとばかし角度の変わった論考が盛りだくさん。  経済学を学んでも、株でもうけられるというわけにはいかず、景気を予測するのも難しく。じゃあなんの役に立つの? と言いたいところだが、やっぱりいろいろ役に立つんです、経済学的なものの見方がわかれば今までとは違った視点でものが考えられますよ、というのが本書。考え方としては、編者の著作である『経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには』(大竹文雄/中公新書)の続編といっていい。  経済学的な視点がわかりやすく出ているのが「美男美女への賃金優遇は不合理か」だと思う。「容姿情報を本人に無断でランク付けした」として派遣会社が追及されたことがあった。しかし、アメリカの研究によると、実際に容姿によって6%弱の賃金格差が生じていて、その差は大学卒の学位による効果よりも大きかったという。それを見て見ぬふりをすれば、実際には「容姿の分だけ高い給料をもらえたはずの人」がいなくなり、そのプレミアムは経営者のものとなる。どのみちどこかにゆがみは生じるというわけだ。〈そもそも、容姿を知力や体力など他の資質と区別する理由はない。生まれつき賢い人とそうでない人の差を事前に解消する政策はないのに、容姿による差だけを解消しようとするのは冷静な議論とはいえない。帰省という事前介入は思い通りの結果を生まないので、容姿による格差もその他の格差と同様、累進所得税による事後的な再配分で解決を図ればよい〉というのは、「経済学的なものの見方」の典型であると思う。  もとが雑誌連載なので、1テーマ5ページくらいでまとめてあるし、図版類も豊富でたいへん読みやすい。ものの考え方は右と左だけにあるのではないとわかったあと、実際的で魅力的な解決方法を考えるやり方を知りたい「大人」向けに好適。

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