iPodをつくった男 の商品レビュー
マックのエバンジェリストのひとりである大谷さんによるジョブズ評。デザインがその特徴だけに、アップルの製品群の写真がないのは残念。一般読者には旧マックの話はわかりにくいと思いました。図書館予約数は3(08/03/23現在)です。
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※このレビューにはネタバレを含みます
この書には最初にスティーブ・ジョブズという人物について、次にアップル社の魅力やアップル社製品の魅力について語られている。 ジョブズが率いていたからこそ、アップル社特有の気風やカルチャーが生まれ、アップル社が作ったからこそ、アップル社の製品群が素晴らしいということがよく分かった。ジョブズ自身について、仕事のやり方に反感を覚える一方、抗いがたい魅力があるのも事実だと思う。まさにカリスマという言葉でしか表現できない人だと思う。とにかく、強烈な個性を持っている。でも、これくらいの人物でなければついていきたいと思えないだろう。細部にまでこだわり妥協しない、分かりやすくゴールを示す、毎年のように社運を賭けたチャレンジを続ける。非常に優れたリーダーシップの持ち主だと思う。アップル社製品の魅力について、明確な訴求ポイントを持っているということ。デザインが優れており、製品デザインからパッケージ、広告、販売方法までが一貫したセンスのもとに構築されていること。などが挙げられていた。確かに、訴求ポイントが明確だからこそ、一貫したデザインのブランディングだからこそ、人々はアップル製品にあこがれ、買いたいという気になるんだと思う。同じような機能を持った安価な製品ではなく。自分自身もアップル社製品を持つようになって、アップルのユーザーエクスペリエンスに感服した。噂には聞いていたが、やっぱりパッケージを開けたときには感動した。そしてしばらく製品と付き合ってから気づく細部のこだわり(マックブックプロのバッテリー残量のゲージなど)にも感動。多分もう他社の製品は使えない気がする。
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前から読んでみたかったスティーブ・ジョブズの本。そう、ジョブズ様です(笑) 去年、小論文を教えてくれてた先生が教えてくれた人物で、前から気になってたので読んでみました。 アップルを設立し、途中で辞めさせられるが、再びアップルに戻り今の地位を築いた最強の男。 そんな彼について書...
前から読んでみたかったスティーブ・ジョブズの本。そう、ジョブズ様です(笑) 去年、小論文を教えてくれてた先生が教えてくれた人物で、前から気になってたので読んでみました。 アップルを設立し、途中で辞めさせられるが、再びアップルに戻り今の地位を築いた最強の男。 そんな彼について書かれた本ですが、内容は彼についてというより、むしろアップル社の営業戦略的なものです。 もちろん彼がトップなので、営業戦略といえどほとんど彼について書かれています。プレゼンの達人だったり、歩く広告塔だったり、最高のデータテスターだったり最強の策士だったり。そして挙げ句の果てにはあのビル・ゲイツに「最高のセールスマン」と言わしめるほど営業のカリスマぶり。ところどころ出てくるビル・ゲイツとの比較もおもしろいです。今度はビル・ゲイツについて読んでみたいと思いました。とにかくカリスマと言われるだけのことはある素晴らしい人物です。 現在iPodをはじめとしたさまざまな大ヒット商品を世に送り出し、大衆を驚かしてばかりのアップル。そんなアップルの頂点に立つ彼のビジネスはタイトルにあるとおり、現場介入型のビジネスである。とはいえ、超超多忙であるはずの彼がいったいどこまで現場介入できているのかはいまいち不明だが、アップル社の成功の秘訣がこの本には書かれています。 さまざまなアップルの営業戦略は非常におもしろかったです。 常に最高のものを作り続けようとするアップル社の本質。徹底した秘密主義。なんとも心をくすぐるあのデザイン。傷つきやすいボディも、カラーバリエーションの少なさすらも戦略だそうです。そして、どこか耳に残ってしまうキャッチコピー。会社経営において参考になることが多々あると思います。 章末毎に載っているジョブズ語録もおもしろいですが、僕の一番好きな言葉は載っていませんでした。 残念>< これからもアップル社の動向に是非注目していきたい!
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2008/2/10 「ユーザー調査を通じて製品をデザインしていく事には、大きな困難が伴う。たいていの場合、消費者は、具体的な形にして見せてもらうまで、自分でも何が欲しいのかわからないものだからだ」 間違いない
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著者が理系の方だからなのか、『iPodをつくった男』=スティーブジョブスの魅力を期待すると、ちょっと読後感が違う。きっとtechnicalな表現の文章に邪魔されてイマイチ伝わってこず。。。マシンのスペック、多すぎです。 あまりアップルらしくないアプローチの本だと感じました。 ...
著者が理系の方だからなのか、『iPodをつくった男』=スティーブジョブスの魅力を期待すると、ちょっと読後感が違う。きっとtechnicalな表現の文章に邪魔されてイマイチ伝わってこず。。。マシンのスペック、多すぎです。 あまりアップルらしくないアプローチの本だと感じました。 ただ、最後のアップル史上のブランドコピーが時系列に紹介されていた部分はさすが!アップル! ・Byte into an Apple (設立間もない70年代後期) ・Soon, there will be 2 kinds of people. Those who use computers, and those who use Apples (上記同様) ・Welcome, IBM. Seriously.(1981年) ・The Computers for the Rest of Us. ・Changing the World, One Person at a Time. そして ・Think different(19861年だというからすごい。) などなど。 というわけで☆は2つです。
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