西洋人の日本語発見 の商品レビュー
異文化の接触に興味があり、手に取ってみた本書。 著者の博覧強記ぶりには脱帽。16世紀の宣教師から明治初期の西欧人まで、いかに日本語が研究されてきたかについて、研究者の経歴から著作の内容に至るまで、つぶさに記載されている。 しかし学者としての地位を築いてから著した本であるためか...
異文化の接触に興味があり、手に取ってみた本書。 著者の博覧強記ぶりには脱帽。16世紀の宣教師から明治初期の西欧人まで、いかに日本語が研究されてきたかについて、研究者の経歴から著作の内容に至るまで、つぶさに記載されている。 しかし学者としての地位を築いてから著した本であるためか、主観的な判断も散見され、「学術」文庫とされるのは少し違和感がある。また、随所に「今の若い者は」という態度が見られることも、残念な点である。
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