麝香姫の恋文 の商品レビュー
波津彬子先生のカバーイラストの美しさに、思わずジャケ買いしました。怪盗淑女麝香姫の華麗なお手並みにぴったりですね。美しいものだけを狙い、水茎も麗しいムスクの薫る予告状を送り付けて、並み居る警備を鮮やかにくぐり抜けて、狙ったものを手に入れる。活劇的、浪漫的、痛快なエンターテイメント...
波津彬子先生のカバーイラストの美しさに、思わずジャケ買いしました。怪盗淑女麝香姫の華麗なお手並みにぴったりですね。美しいものだけを狙い、水茎も麗しいムスクの薫る予告状を送り付けて、並み居る警備を鮮やかにくぐり抜けて、狙ったものを手に入れる。活劇的、浪漫的、痛快なエンターテイメントですが、時は昭和8年、大戦後の恐慌、満州事変も既に起こり、きな臭くなっていく世相が背景となっていることを見逃してはならないと思います。 文庫版の解説は、漫画家の故・和田慎二先生。「怪盗アマリリス」大好きです。
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とても読みやすかった。軽い軽い軽い まぁ続編あれば読んでみたいかな。 表紙の写真はあんまりよくないと思う
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2011/12/16 Amazonより届く。 2012/2/17~2/18 メフィスト連載の書物狩人シリーズで知った赤城毅氏。世界観が気に入ったので、読み始めるなら初期作品からと購入。いやいや、良い意味で裏切られた。ル・シャスールシリーズとは全く違うが、私が妙に好きな田中芳樹氏...
2011/12/16 Amazonより届く。 2012/2/17~2/18 メフィスト連載の書物狩人シリーズで知った赤城毅氏。世界観が気に入ったので、読み始めるなら初期作品からと購入。いやいや、良い意味で裏切られた。ル・シャスールシリーズとは全く違うが、私が妙に好きな田中芳樹氏の薬師寺涼子シリーズを彷彿させる本作品。取り締まる側と取り締まられる側の違いはあるが、麝香姫こと香月百合子とドラ除けお涼は相通ずるものがある。続編がないようだが是非お願いします!
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女盗賊と探偵モノです。 昭和初期です。サラッと読めました。 ぶっちゃけジャケ買いです。表紙のイラストにつられました。 続きも出来そうな感じだけどあるのかな?
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乱歩を意識したのか、時代的にもレトロな一冊。(怪人二十面相の何年前、という記載からも)二十面相というよりは女賊だけど。 麝香の香りのする予告状、十重二十重に囲んだ罠をかいくぐり見事に盗み出す怪盗、それに対する名探偵という、ある意味様式美のようなものがいい。怪盗には予告状(古くはア...
乱歩を意識したのか、時代的にもレトロな一冊。(怪人二十面相の何年前、という記載からも)二十面相というよりは女賊だけど。 麝香の香りのする予告状、十重二十重に囲んだ罠をかいくぐり見事に盗み出す怪盗、それに対する名探偵という、ある意味様式美のようなものがいい。怪盗には予告状(古くはアルセーヌ・ルパンに二十面相、現代ではコナンの怪盗キッドも予告状出しますし)は必然だよね。 解説の和田慎二氏がいい。「怪盗アマリリス」読んでみたいな。
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