福島孝徳 脳外科医 奇跡の指先 の商品レビュー

PHP研究所取材班【編】

2010/10/06

■「神の手」を持つ男が語る命・医療現場・人生。

１／１０００ミリ単位の超精密手術を行なう元不良少年。日本を飛び出し、世界で活躍するサムライ脳外科医が語る命・医療現場・人生。「すべてを患者さんのために！」。日本を飛び出し世界中でメスをふるう脳外科医の生き方・考え方とは。脳の病気のこともよくわかる。

2009/10/04

イチローや羽生善治、その他天才と言われる方は多々いるが、これほど崇高な方はそうはまずいないのではないか。世界一といわれるほどの脳外科医。以前から何度もＴＶで取り上げられている名医である。手術成功率は９９％。これまでに２万人の命を助けたそうだ。

そんな方の人生と、思考・思想、そして日本の医療業界への苦言のつまった本である。

俺が一度読んで特に印象に残っているのは、
『人間が崇める神様は、どこか遠くにいて、たとえ宗教が違っていても、結局は同じモノではないかと、私は思っている』
『手術に際して重要な事は、将棋や碁の名人と同じように、何手か先を読むことである。こうすれば、こうなるはずだから、次はコレをしなければならない。それをすべて、頭の中にインプットする事である』
という２点である。

近々、もう一度読みたい一冊だ。