あったか言葉とチクチク言葉 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
教育の本。 『はじめに』ですでに痛いことが書かれている。 「言葉づかいを反省すべきは大人自身ではないか」p8 そう、まさしくそうなのだと思う。反省すべき点は多々ある。けど、乱れてしまった言葉を使うたびに『ダメだからね』と指摘し、『私も気を付ける』と言ってもきた。 こういうと自己弁護のようなのだが、私の言葉はそこまで乱れていなかったと思う。むしろ、姪っ子君から私への逆流入のような感じで私自身の言葉が汚くなっていることに、私が耐えられない。 反省というよりは、言葉が乱れてしまった私自身にわたしが耐えられない。 なので最近は、『単純な汚い言葉で、感情を発散しない』という事に気を使っている。 「邪魔」というとき、『何が邪魔なのか、どうしてほしいのか』に言い換えたり、「あいつ」と言ってしまったときに『誰の事』『こんな人の事』と言い直したりしている。 しかし、私自身が気を付けても、周囲の環境が悪ければどうしようもない。姪っ子君は私が驚くような汚い言葉や傷つける言葉を発してくる。以前は、明らかな悪意があったが、今ではそれさえもなく『当たり前の言葉』として使っている。言葉が体に染みつくとはこういう事なのかと感心してしまう。 『おわりに』が最後に入っているが、ここでは植物も言葉を理解するというトンデモ科学の話はありえないとある。 実は私はその話を聞いたときに、ときめいてしまった。そして、信じたいとも思ってしまったが、いろんな場所で『それはない。理由は……』というのを見るうちに、やはりファンタジーだったかと思ってしまった。 言葉に力があるのは、『言葉から人間がそれをイメージすることでそれに近づこうとするから』だとあった。私もそう思う。 言葉の力は、イメージ(妄想・空想)だ。
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ことばの教育の実践を紹介。 相手の立場を考える=思考力なのだと、本当に思考力を鍛えねばと自戒。 著者は、言霊信仰=非科学的であり、行き過ぎたものは宗教であると指摘している。 わたしたちはことばでもって気持ちを表し、ことばを受けとって相手の気持ちを推測して、喜んだり傷ついたりす...
ことばの教育の実践を紹介。 相手の立場を考える=思考力なのだと、本当に思考力を鍛えねばと自戒。 著者は、言霊信仰=非科学的であり、行き過ぎたものは宗教であると指摘している。 わたしたちはことばでもって気持ちを表し、ことばを受けとって相手の気持ちを推測して、喜んだり傷ついたりするのだ。 気持ちを的確に表すことばを選ぶことが誤解を避ける。 そのことばが相手にどう響くかさらに推察して語を言い換えたり、丁寧にして控えめに話したりするのである。 鍛えよう。ことばの使い方と思考力。
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