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高台の家 の商品レビュー

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2009/10/07

熟年の恋は誰に迷惑をかけることなくひそやかにしたたかにすること。どちらかがやめようかと、ふっと思ったらそれはその時点でオシマイ。そんなお互いの共感が深いオトナの恋かもしれない。山村に暮らす男と女二人はいずれもつれあいを亡くした後、畑仕事など互いに助け合って暮してきた。男一人と女二...

熟年の恋は誰に迷惑をかけることなくひそやかにしたたかにすること。どちらかがやめようかと、ふっと思ったらそれはその時点でオシマイ。そんなお互いの共感が深いオトナの恋かもしれない。山村に暮らす男と女二人はいずれもつれあいを亡くした後、畑仕事など互いに助け合って暮してきた。男一人と女二人の三つ巴の色模様はありそうでない。女の息子が親を引き取りにやってくる。出て行く女は残る女に「あの人と一緒に暮せ」という。男も当たり前のように淡々と受けとめる。そこにはどろどろしいセックスを超えてなを色っぽい共生の愛がある。

Posted byブクログ