夢なりし“D" の商品レビュー
ゆの読書の出発点です。こんな世界(小説というもの)があるんだ…! という感動。空恐ろしく、美しく、脆く、かなしい。
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吸血鬼ハンターシリーズ第五作目。 舞台は‘奴’に噛まれた少女の見る夢の中。 夢ゆえの不可思議な現象(誰もがDの夢を見ていた、ナンだけが人より多くDの夢を見たetc)から始まって、読みながらDとともに夢物語へ誘われていく感じが快かったです。 この雰囲気の中でも‘現実的’な魅力を作品...
吸血鬼ハンターシリーズ第五作目。 舞台は‘奴’に噛まれた少女の見る夢の中。 夢ゆえの不可思議な現象(誰もがDの夢を見ていた、ナンだけが人より多くDの夢を見たetc)から始まって、読みながらDとともに夢物語へ誘われていく感じが快かったです。 この雰囲気の中でも‘現実的’な魅力を作品として感じたのは、アイ・リンという主婦の描写です。もし自分がアイ・リンだったとして、Dが訪れすべてを理解したら、一体どうしていいのかわからなくなりそうです。 平和な夜の夢にDは招かれたのですが、ここでも「Dは、この世界に生きとし生けるものすべての敵であった」のでした。 その理由、夢の世界に生きる人々と、その夢を見ている少女がどうなったかは、読んでのお楽しみですね^v^
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夢なりし“D”は、前作とは随分と間があいてから読んだのですが、問題なく楽しめました。 そして、やはり美しい言葉と文章がとても心地よかったです。 この作品は、同じ作者が書いた『夢幻舞踏会』という小説に別の形からアプローチしたものだとか。 そちらも読んでみたいですね。 今回気になった...
夢なりし“D”は、前作とは随分と間があいてから読んだのですが、問題なく楽しめました。 そして、やはり美しい言葉と文章がとても心地よかったです。 この作品は、同じ作者が書いた『夢幻舞踏会』という小説に別の形からアプローチしたものだとか。 そちらも読んでみたいですね。 今回気になったのは、少しずつDの性格が柔らかくなってきている気がしたことでしょうか。 今後彼がどう変化していくのかも楽しみになってきました。
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