入門Luaプログラミング の商品レビュー

上野豊【著】

2018/10/23

私のスクリプト言語暦は、cshellから入って、shell、awkと来て、perlをちょっとかじった後rubyに到る。どの言語も型がない（というか動的に型を割り付ける）ため、どうも馴染めなかった。特にrubyは、あれだけの言語機能を持つのだから、本格的プログラムのために作られたのだろうが、型がないプログラミングが身につかず、まともなプログラムが書けない。結局、ちょっとしたツールを作るぐらいにしか使わないのだが、それならあれだけの規模の言語を使うよりもっとライト・ウエイとな言語のほうがよい。ということで、Luaに興味をもった。　この言語は、組込みソフトにも搭載できるほど少リソースで実装され、awkと変わり映えしないほど少機能ながら、C、C++との連携や、オブジェクト指向チックな記述も出来るなかなか興味深い言語である。一度、製品に組み込んでみようかと思ったりした。　本書の内容はチュートリアル程度であるため不満が残るが、初の日本語で書かれたLuaの本という意味では評価できる。第二版では、もっと本格的な解説本にしてほしいと切に願う。

2009/10/04

日本語の本で、この薄さでLuaがざっと分かる本は貴重だと思いました。
開発環境のCDがついていて、難しいインストール無くコードの実行を確かめられるのが良い感じ。

ただ、薄さの関係か、期待していたCとのバインドの部分が概念止まりだったのが残念でした。
ここは別の本に譲る、といったところでしょうか。

てっきり内容的にもゲーム畑の方が書いているのかと思っていたら、生物な方でした。

2009/10/04

これからLuaでプログラムを作成する人向け。すでにほかの言語(CやらPerlやら)を知っていると、より理解が深まる。
バリバリとLuaで開発する人むけでは無いような気がするが、そこは「入門書」なので、本書のサポート外であろう。
本そのもののサイズも小さめに抑えられており、持ち歩きしやすい。
できれば、CD-ROMはつけないでほしかった。