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自治体財政のツボ の商品レビュー

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2021/03/11
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・財政危機からの脱却ができないのは、不要な事業は何かという判断が自治体の中で十分にくだせないから(59) ・行政評価で、たとえば道路敷設と少子化対策のどちらの優先順位が高いかなどを、誰もが納得できるような形で客観的に分析して判断することはおよそできない(59) ・行政評価は、「無駄な事業をあぶりだす」といったせまい意味での行革のツールではなく、「総合計画を進行管理する」のが本来の役割(60) ・政策を実施した結果として達成したい水準を明らかにしておく(60) ・事業別予算:総合計画と予算との関係を明確にする(61)  -行政評価:総合計画(実施計画)でたてた目標が達成されているかの進行管理をする  →事業別決算と行政評価の評価票を合体させると、総合計画と予算との関係が明確となる  ・事業別予算や行政評価が最終的にめざしているもの:自分の自治体がどのような方向に行こうとしていて、そのなかで何が優先されるかという視点をもとうとすれば、これまでやってきた自分の仕事のやり方を変えるべきという発想の転換が起きる(68)

Posted byブクログ

2013/11/23

自治体財政の実務にも通暁した筆者が住民向けに専門的な自治体財政の世界を解説した本で、まさに自治体財政の「ツボ」を押さえることができる内容となっている。自治体職員の財政リテラシー向上のためにも役立つと思われる。 夕張問題の本質は財政危機ではなく粉飾であり、決算統計をよく分析したらそ...

自治体財政の実務にも通暁した筆者が住民向けに専門的な自治体財政の世界を解説した本で、まさに自治体財政の「ツボ」を押さえることができる内容となっている。自治体職員の財政リテラシー向上のためにも役立つと思われる。 夕張問題の本質は財政危機ではなく粉飾であり、決算統計をよく分析したらそのおかしさは一目瞭然だったという指摘は目から鱗だった。

Posted byブクログ