1,800円以上の注文で送料無料

オフレコ Vol.5 の商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2009/10/04

宗教特集とは書いてあるけれども、実際の所は仏教特集。外部の人から、仏教や仏教教団がどのように映るのかを知るのに、凄く良い資料だった。田原総一郎が宗教音痴を装ってるのか、素で言ってるのかは知らないけれども、酷く初心者的な質問をお坊さんに投げかける。其れが結構痒い所に手の届くものだっ...

宗教特集とは書いてあるけれども、実際の所は仏教特集。外部の人から、仏教や仏教教団がどのように映るのかを知るのに、凄く良い資料だった。田原総一郎が宗教音痴を装ってるのか、素で言ってるのかは知らないけれども、酷く初心者的な質問をお坊さんに投げかける。其れが結構痒い所に手の届くものだったりして、しかも色々に引き出してくるものだから、「田原さんやっぱすげー」とか思いなおしたりもした。 創価学会のインタビューのところが面白かった。普段学会に関する情報は、mixiや2CH等のメディアを通じて極端化したものしか得られないので、中立的な情報はそれこそ稀。島田裕己の新書ぐらいしか他に思いつかないわけさ。んーむ、学会を尊敬する所がいくつも見えた。信者一人一人の社会性の強さと、法義に対する向き合いの真剣さ、か知らん。私自身は浄土真宗の御法義に触れ、その凄まじさとか、有り難さに直面させてもらったのだけれども、浄土真宗の坊さんが好きか?と聞かれると結構微妙。ゆーたら真宗は、凡人な自分から見て宗教的な善智識であるべきお坊さんに、当たりはずれが有りすぎるのだ。(語弊は有りすぎるけれども、凡人の私にはその言葉しか使えない)。学会の、信者が互いに学びあい助け合う様とか、なんだか時代に即した一つの理想モデルの様にも映った。ただ、公明党はやっぱり論外だと思ったりもする。 この本の中に書かれているもので、あと注目すべきは、若手僧侶の危機意識だと思う。世襲制の中で教団精度が腐りつつあり、仏教の本当に光るところが世間に届かなくなってきている事、、、それに自覚的だけど、どうする事が可能か分からないっていううぅ。自分も見ていて応援したくなりました。頑張れ仏教。

Posted byブクログ