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原典完訳 寓話セレンディッポの三人の王子 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2021/04/05

とにかくこれは500年前に書かれたもので、奴隷制が普通の王国の物語……と頭に入れて読まねば、余計な論議だけで空回りしてしまう。スピ的目的よりも、歴史好きな人の方が楽しめる物語ではないかと思う。先に最後の解説部を読んだ方がよいかもしれない。

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2020/02/09

セレンディピティという言葉、その芯を理解したくて手にしましたの。私に卓越した発想力が来ることは無くても、この人気のゴドバが生まれる経緯がとてもよく理解できたした。

Posted byブクログ

2013/04/14

クリストフォロ・アルメーノ著 ; 徳橋曜監訳『寓話セレンディッポの三人の王子 : 原典完訳』東京 : 角川学芸出版(発売: 角川グループパブリッシング), 2007.12.20 東西の民間説話の伝播交流のひとつの結節点でもあり、たとえば手の化け物のエピソードは、『カター・...

クリストフォロ・アルメーノ著 ; 徳橋曜監訳『寓話セレンディッポの三人の王子 : 原典完訳』東京 : 角川学芸出版(発売: 角川グループパブリッシング), 2007.12.20 東西の民間説話の伝播交流のひとつの結節点でもあり、たとえば手の化け物のエピソードは、『カター・サリット・サーガラ』の中にも類話があり、Aarne-Thompson の話型分類では AT924 身振り手振りによる問答 Discussion by Sign Language に対応し、こんにゃく問答をも想起させます。 2001年頃、「セレンディピティ」という用語の出典を調べようとして探しあぐね、中途挫折したまま放置していましたが、知らないうちにいつの間にか、橋本勝雄「物語「セレンディッポ王の若き息子三人の旅」に関する研究ノート」 http://sakura.canvas.ne.jp/spr/leggereitalia/serendippo_studies.html をはじめ、さまざまな文献が公表されていて、当時とは違って、ずいぶんいろいろなことがわかるようになっていました。 『寓話セレンディッポの三人の王子』の p. 221-243 徳橋曜「寓話とその背景」、p. 245-259 澤泉重一「「セレンディピティ」誕生とその後の展開」は、これまでの疑問の多くの部分を一掃しました。

Posted byブクログ