天の町やなぎ通り の商品レビュー
あまんきみこさんの童話。 優しい温かい物語。 短くてあっと言う間に読み終わるのだけれど、その短い時間で心に何かを残してくれる。 ホロリとしたり、ホッコリしたり。 大人になってから童話を読み直すっていい。忘れてた何かを思い出すきっかけになる。そう思う。
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ある町の小さな郵便局に、差出人のない「てんのまち やなぎどおり4ちょうめ11ばん」宛の手紙が見つかるようになりました。でも、「天の町」なんて住所は存在しません。ある日、手紙に差出人の住所が書いてありました。局長さんは自転車に乗って探し当てた家で、小さな男の子と会います。男の子は、...
ある町の小さな郵便局に、差出人のない「てんのまち やなぎどおり4ちょうめ11ばん」宛の手紙が見つかるようになりました。でも、「天の町」なんて住所は存在しません。ある日、手紙に差出人の住所が書いてありました。局長さんは自転車に乗って探し当てた家で、小さな男の子と会います。男の子は、亡くなったお母さんが引っ越していった所が「天の町」だと言うのでした・・・その時、局長さんの胸は、ズオーンと鳴り、男の子の手紙を届ける決心をするのでした・・・。切なくも優しいお話しの絵本です。
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11'15" 5歳の子供から、でたらめな住所の手紙が届き 郵便局の局長がその手紙を返しに行く。 しかし、その送り先が その子の亡くなった母親宛と知った局長は 返すことが出来なかった その帰り、不思議な事が はっきりした終わり方ではないので 高学年から 読書...
11'15" 5歳の子供から、でたらめな住所の手紙が届き 郵便局の局長がその手紙を返しに行く。 しかし、その送り先が その子の亡くなった母親宛と知った局長は 返すことが出来なかった その帰り、不思議な事が はっきりした終わり方ではないので 高学年から 読書好きなら、中学年も。 つづきの気になるお話
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亡くなった母親を想う子どもと、たまたまそこに居合わせた大人の物語といってしまうと、鉄板的な気はするんだけど。ただ読み返して気がついたのは、ストレートにそんなことは書いてないんだよね。そういえば数日前、白と黒の・・・って、直接にではなく、読み手に何があったのかを伝える。そのあたりが...
亡くなった母親を想う子どもと、たまたまそこに居合わせた大人の物語といってしまうと、鉄板的な気はするんだけど。ただ読み返して気がついたのは、ストレートにそんなことは書いてないんだよね。そういえば数日前、白と黒の・・・って、直接にではなく、読み手に何があったのかを伝える。そのあたりが、やさしい雰囲気を感じさせる。絵もその雰囲気をかもしだしていた。 ベタな気はする。ただまぁそこは素直にじんと来ておくのが、いいのかな、とも思う。
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「おかあちゃんちはね、川のそばなんだ」 宮沢賢治にも通じる、どこまでも優しい世界観がある。夢とか空想とか、ファンタジーの入り口は、「風」。現代の社会にも「風」が吹いている。サロンとか、予祝とか、言葉を巧みに使い、大きな船に乗ろうとするものと、努力を重ねて、自分の置かれた場所で、...
「おかあちゃんちはね、川のそばなんだ」 宮沢賢治にも通じる、どこまでも優しい世界観がある。夢とか空想とか、ファンタジーの入り口は、「風」。現代の社会にも「風」が吹いている。サロンとか、予祝とか、言葉を巧みに使い、大きな船に乗ろうとするものと、努力を重ねて、自分の置かれた場所で、小さくとも自分の花を咲かせようとするものと、ぼくは、置いていかれる不安と、そのままでいいんだという思いと、ファンタジーの世界を読むと、自己承認の出来ない人たちの、かなしい、虚しい叫びにしか聴こえない。だからこそ、人は感動し、心を震わせる。それは、ファンタジーの世界のことだけにとどめて、読み終えたなら、一歩前進する希望の星を見つけてほしい。 「風」が吹いている。決して満たされることのない優しい風が。(15分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #天の町やなぎ通り #あまんきみこ #黒井健 #あかね書房
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ゆうびんきょくに 小さいこの書いたお母さんへの手紙が届きます。 でも、 その住所は実在するものではありません。 局長さんは どうしたもんかと その手紙の束を持って 差出人を訪ねてみました…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
やさしい本だ。 絵も、物語も。 ちょっと泣きたくなる。 「よかったなあ、よかったなあ。」 失われたものは帰ってはこないのだけれど。 それでも傷ついて欲しくないのだ。
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やや年長児向けの絵本だと思います。 途中から、涙を拭きながら読みました。 郵便局に届く「天の町」宛ての手紙。 でたらめな住所のこの手紙、 はや6通もたまって、局長さんは困り顔。 6通目に初めて書かれた送り主の家を訪ね・・・。 大切な人との別れを、 子どもにど...
やや年長児向けの絵本だと思います。 途中から、涙を拭きながら読みました。 郵便局に届く「天の町」宛ての手紙。 でたらめな住所のこの手紙、 はや6通もたまって、局長さんは困り顔。 6通目に初めて書かれた送り主の家を訪ね・・・。 大切な人との別れを、 子どもにどう伝え、大人がどう応えるか。
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物知りのおとうさんから、おかあさんは”天の町やなぎ通り”に 引っ越したよと教えられたまさおくんは、それを信じておかあさんに 手紙を書き続ける。 郵便局の局員は、その手紙の住所が現実にはない番地だったので、 いたずらだと思っていたが、まさおくんに会って話をしたあとの 帰り道で、不思...
物知りのおとうさんから、おかあさんは”天の町やなぎ通り”に 引っ越したよと教えられたまさおくんは、それを信じておかあさんに 手紙を書き続ける。 郵便局の局員は、その手紙の住所が現実にはない番地だったので、 いたずらだと思っていたが、まさおくんに会って話をしたあとの 帰り道で、不思議なことに遭遇する。 あまんきみこさん、独特の不思議な世界に入っていける、温かい 話しになっています。
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あまんきみこさんシリーズで紹介しました。 天国のお母さんへ手紙をおくり続ける男の子、 現実にあて所のない住所へ 送り届けに行く 郵便屋さん・・・ 大人にもぐっとくる 作品です。
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