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国際関係論の系譜 の商品レビュー

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2009/10/07

村上春樹は個人のアイデンティティも国家のアイデンティティもともに一定の形をもたなくなったグローバリゼーションの時代精神を描く。 彼には居住地というものがないので自由に旅する典型的なポストナショナリズムの小説家である。 日本の国際関係論は、国家学、マルクス主義、歴史主義、構成主義と...

村上春樹は個人のアイデンティティも国家のアイデンティティもともに一定の形をもたなくなったグローバリゼーションの時代精神を描く。 彼には居住地というものがないので自由に旅する典型的なポストナショナリズムの小説家である。 日本の国際関係論は、国家学、マルクス主義、歴史主義、構成主義となってきた。 地域研究と国際関係論は日本では連携され、一本化している。アメリカでは重なる部分のある学術分野とは見られていない。

Posted byブクログ