幻想小品集 の商品レビュー
ゴスロリの話と悪魔の話がすき。 気持ち悪いけれど、何故か上品。 カタカナ表記のところは読むのが億劫で、結構とばしてしまった。
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今から十数年前、発売日に買って嶽本氏の幻想的な世界観に酔い痴れた記憶がある。 過去に読んだ本の内容を忘れがちな自分だが、本書のサバトを題材にした物語は強く印象に残っている。
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愛するもののためなら、どんなことでもやり遂げてしまう。 そのパワーが、ものすごい特殊な方向へいっちゃってる感じですね。 とても痛かったり、寂しかったり・・・どの話も後味わるく、あんまり好みじゃなかったです。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
野ばらさんお得意の、毒をはらんだ耽美な世界観が全開です。 「終わり」に救いを見出しているような、そんなお話が多く見受けられました。 個人的に一押しなのは「Double dare」。お洋服をきっかけに新たな自分に出会い、ゆくゆくは内に秘めた狂気と向き合っていく…というお話。 大好きなGothicメゾン、alice auaaの世界観にマッチした退廃的な展開に、著者のGothicへの理解の深さも感じられました。
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独特の文体は、どういう意図によるものなのか判断がつかないけれど、登場人物たちの、一つのことをとことん突きつめていこうとするマニアックさと、それを包み込む幻想とがとても美しかった。文章自体にはそれほど美しさを感じないけれども、その感性、その事柄、が美しい。美しくないこの世界から、美...
独特の文体は、どういう意図によるものなのか判断がつかないけれど、登場人物たちの、一つのことをとことん突きつめていこうとするマニアックさと、それを包み込む幻想とがとても美しかった。文章自体にはそれほど美しさを感じないけれども、その感性、その事柄、が美しい。美しくないこの世界から、美しいと感じられるものだけを取り出してみた。そんな感じだ。 中でも、「Sleeping Pill」が一番好きだった。 一般的に「異常」と言われる物事は、時に美しさを孕んでいるものだと思う。気付かれぬ美。気付いた者は、幸い。
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読んでたらbauhausが聴きたくなった。 読んでたらauaaのお洋服が欲しくなった。 単純です。 野ばらちゃんの過剰で無駄な世界観が大好き。
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ゴシックとロマンスとファンタジーとデカダンスの標本。 そしてやっぱり、唯美しい。「ねぇ君、愛は痛いのです」 Sleeping Pill | Pierce | Religion | Chocolate Cantata
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嶽本さんの作品は初読です。 長々と読むのは勘弁願いたいけれど短いので適度に魅力が伝わる、 そんな短編集でした。
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睡眠導入剤による死のような眠りを求める「Sleeping Pill」 嗜眠性脳炎の研究から究極の睡眠薬を開発する「Somnolency」 ゴシックに目覚めた私の前には婚約者の遺体があった「Double Dare」 左右の耳に40個ものピアスをしている「Pierce」 クレオパトラ...
睡眠導入剤による死のような眠りを求める「Sleeping Pill」 嗜眠性脳炎の研究から究極の睡眠薬を開発する「Somnolency」 ゴシックに目覚めた私の前には婚約者の遺体があった「Double Dare」 左右の耳に40個ものピアスをしている「Pierce」 クレオパトラの真珠の秘密を探る「Pearl Parable」 キルケに誘われて悪魔と契約を結ぶ「Religion」 菓子職人の父にチョコレートをねだる娘の「Chocolate Cantata」 装丁・本文デザイン:松田行正+日向麻梨子 ゴシックで退廃的な短編集です。 Somnolencyが一番興味深かったです。 そんな病気があるなんて知らなかった。
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収録された七篇の恋愛小説。どれも、苦しく耽美で、どこか幻想的。短い話ばかりだけれど、この美しさは、これだけ短くなければ生きられないのかもしれない。ただ、最後の二編は、個人的に大嫌いなシュチエーションだったので、あんま読み返したくない。
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