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深夜食堂(1) の商品レビュー

4.2

114件のお客様レビュー

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2009/10/04

素朴な食べ物が好きな人、飲食店などの食事で モノを食べる以外の感覚とかを大切にする人には わかってもらえる感覚がある本。 いつも行くお店の料理人さんに貸しました。 あと、おじさんが料亭の板前さんな人にも。

Posted byブクログ

2009/10/04

「できるもんなら作るよ」 そんな営業方針を持つマスターに、 店を訪れるワケありの客たちが注文するのは、 1日冷蔵庫で冷やしたカレー、たこさんウィンナー、猫まんま…。 普通なら、「外食してまで食べるもんではないやろー」となるけれど、 この深夜食堂にはわざわざ食べにでかけたくなる。...

「できるもんなら作るよ」 そんな営業方針を持つマスターに、 店を訪れるワケありの客たちが注文するのは、 1日冷蔵庫で冷やしたカレー、たこさんウィンナー、猫まんま…。 普通なら、「外食してまで食べるもんではないやろー」となるけれど、 この深夜食堂にはわざわざ食べにでかけたくなる。 それは訪れるお客さんとマスターによる人間味溢れるやり取りとか、 なぜか訪れたお客さんが、自分の人生の片鱗を落っことこしていくとことか、 他の店ではなく、この店にしかない不思議な魅力があるから。 ありそうでなかった食堂。 でも実際は、自分が見つけられていないだけで、街にはこんなお店がある気がする。 こういうお店に吸い寄せられる人間になりたいなーとも思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

―営業時間が夜の12時から朝の7時頃まで。 メニューはわずか、あとは食べたいものを勝手に注文すれば、作れるものならなんでも作ってくれる変わった店。 夜のネオン街は、いろんな事情を抱えた、わけありな人びとが集う。 しかし、『深夜食堂』では、そんなことは一切関係なく、誰で...

―営業時間が夜の12時から朝の7時頃まで。 メニューはわずか、あとは食べたいものを勝手に注文すれば、作れるものならなんでも作ってくれる変わった店。 夜のネオン街は、いろんな事情を抱えた、わけありな人びとが集う。 しかし、『深夜食堂』では、そんなことは一切関係なく、誰でもおいしいご飯が食べられるのだ。― メニューは食べようと思えばいつでも食べれそうなものばかり。 でもだからこそ、ありそうで無い貴重な存在になる。 来る客も売れない演歌歌手ややくざやストリッパーといった、どちらかと言えば社会の底辺にいるような人たち。 でもわけアリだからこそ深味がある。 泥臭い。でもそれがたまらなくいい。 この本の主人公は、店主でも客でもない。 食べ物なのだ。 一話につきひとつの食べ物が出てきて、それにまつわる客のこだわりや、過去や人生を垣間見せてくれる。 彼らはひょこっと現れては、真っ赤なタコさんウインナーや、甘い卵焼きや、ねこまんまを注文する。 ふっと冷静に考えてみれば、うちで食べれそうなものをわざわざお金を払って食べるなんて勿体無いじゃないかと思いそうなものだけど、この本を見ているとそんな気持ちはふっと消えてしまう。 彼らは食べ物を求めながら、食べ物を通して懐かしさや疲れや孤独感を満たすことを求めている。 だからここに帰ってくるのだろう。 驚いたことに、これを描いた安倍夜郎は41歳でデビューしたという。かなりの遅咲きだ。 絵は味があって好きだけど決してうまくはない。 ストーリーも(元々そういうタイプの話ではないが)巧みな構成とか言うよりは、ストレートで素朴な感じ。 悪くいえば単館でやってる短編映画なんかでよく使われそうなテーマだけど、多分この人でなければこの味は出せないと思う。 それは41歳でデビューしたこの人の人生の味なのだという気がする。この話は若手には描けない。 食べ物の食べ方、好きな部分、こだわり・・・食べ物ひとつで、こんなに人物の見せ方があるんだなぁ。 食べ物って子供の頃から欠かさず取るものだから、癖とかこだわりとかいちばん強く残っている部分なのかも。だからその人の基の部分が見える気がするのかな。 これだから表現の世界って面白い。

Posted byブクログ

2009/10/04

待ってましたのコミックス化! 下町食堂の人情話。しみじみと良いです。ソース派かしょうゆ派かで、思わず話に混ざりたくなりました(笑)/(2008.01.02読了)

Posted byブクログ