暗闇のヒミコと の商品レビュー
毎朝新聞社会部の遊軍として働く打野の元に、早朝6時から電話をかけてきた河本絵里は、「あたし、任意同行かけられちゃった」とだけ告げて電話を切った。彼女は元看護師であり、現在はスナックを経営している女で、以前働いていた有料介護老人施設「ロワジール奥多摩」で入所者の生爪を剥いだり、入...
毎朝新聞社会部の遊軍として働く打野の元に、早朝6時から電話をかけてきた河本絵里は、「あたし、任意同行かけられちゃった」とだけ告げて電話を切った。彼女は元看護師であり、現在はスナックを経営している女で、以前働いていた有料介護老人施設「ロワジール奥多摩」で入所者の生爪を剥いだり、入所者の2人を川に突き落として殺した容疑で以前から警察に疑われていた女だった。 スナックで飲んだことで面識があり、好意も寄せられている女が、本当に事件の犯人なのかそうでないのか。記者としての職業意識と、男として河本を可哀想で信じてやりたいと思ってしまう感情との間で揺れ動く打野。警察は法律ギリギリのラインで自白をさせたことが明白で、河本は自らを支持する者たちの先頭に立ち、冤罪を訴える。…が、その姿はどこか浅はかで薄っぺらさが漂う。防犯カメラの件で事件がひっくり返るのも安っぽさを感じるし、いまいち入り込めなかった。
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著者が弁護士さんということで、とてもリアルに仕上がった作品だった。 専門用語が多い割には、読みにくさはあまり感じなかった。 伏線を隠そうとせず、まるでドラマの予告のように使って表に出し、 後に引っ張る書き方には好き嫌いがあるだろうなと思いながら読んだ。 推理小説ではないし(一応白...
著者が弁護士さんということで、とてもリアルに仕上がった作品だった。 専門用語が多い割には、読みにくさはあまり感じなかった。 伏線を隠そうとせず、まるでドラマの予告のように使って表に出し、 後に引っ張る書き方には好き嫌いがあるだろうなと思いながら読んだ。 推理小説ではないし(一応白黒はつけなければならないが)問題はないかと。 やっぱり魅力を感じない女だった。なぜ肩入れしたのかも分からない。 間に挿入された同期の友人話のほうがうんと入り込めた気がする。
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裁判についての話は初めて読んだかもしれないけど、とても面白かった。 実際に裁判員制度も始まっているのだから、いつ、自分の身に起こるかもしれないと思うと、本当にすごくリアルな描写だったと思う。 やはり漢字や聞きなれない単語が多かったので、途中読み詰まりになってしまったけど、時間があ...
裁判についての話は初めて読んだかもしれないけど、とても面白かった。 実際に裁判員制度も始まっているのだから、いつ、自分の身に起こるかもしれないと思うと、本当にすごくリアルな描写だったと思う。 やはり漢字や聞きなれない単語が多かったので、途中読み詰まりになってしまったけど、時間がある人には一読する価値ありです。
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高級老人ホームで2人の老人が殺される、容疑者としてあがったのは女性看護師。実際、テレビでも見かけるような、派手なパフォーマンス、言動を続ける容疑者、その容疑者に振り回されないよう慎重に取材を進めようとする新聞記者。事実を淡々と積み上げていくという手法。真相は明かされない。リアルな...
高級老人ホームで2人の老人が殺される、容疑者としてあがったのは女性看護師。実際、テレビでも見かけるような、派手なパフォーマンス、言動を続ける容疑者、その容疑者に振り回されないよう慎重に取材を進めようとする新聞記者。事実を淡々と積み上げていくという手法。真相は明かされない。リアルなのかどうかわからないけど、法廷の場面が丁寧に描かれます。裁判員制度導入を控えて、勉強にはなるかも? でも、結局、裁判で判明するのも真実とは限らない、神のみぞ知る。
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冤罪をかけられ、まるでアイドルのようにファンを集める女性と 彼女に取材を続ける男性。 弁護士が書いただけあって、裁判についての内容が細かい。
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老人ホームの職員の女性が容疑者として逮捕されるが 無罪を主張。 本当は白なのか黒なのか、読者を迷わせる。
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装丁買い。 そしたら鈴木さんトコでした。納得。 内容は、とにかくまどろっこしい。 話の後半にもってころうもってこようとするあまり 「これこれこういっていた、していたのは こういう意味だったのかと後に私は知ることに・・」 などの文が前半に多く出てくる。 こういう文...
装丁買い。 そしたら鈴木さんトコでした。納得。 内容は、とにかくまどろっこしい。 話の後半にもってころうもってこようとするあまり 「これこれこういっていた、していたのは こういう意味だったのかと後に私は知ることに・・」 などの文が前半に多く出てくる。 こういう文って一つだけにしとかないと 二つ以上はちょっともう読者は悟るよ・・。 そして疲れる。とにかくまどろっこしい文章。 提出書類で文章の枠があるとき、最初に自由に考えて 文章を削っていくけど(言い換えてね) その段階とかじゃない・・・ これは書き下ろしだからかな・・・。 枚数制限のある連載とかなら こんなことにならなかった・・・・・・のか?? いや、これは作者の性格かな。 踏まえて、後半はほとんどといっていいほど 裁判の内容なんだけど、これがまた リアリティなのか性格なのか正確なのか まどろっこしい。大学のテキストを思い出したよ・・。 いやあ、ついてこれるのかな? テーマが何なのかまったくわかりませんでした・・。 冤罪はどうなったんだろう、少なくとも きちんと最後扱ったのかどうか・・ 裁判の流れと検証して、冤罪ではなかった、 自白なき裁判でその事件の動機は 「こころのなかのたまったものが 突出するときに起こす行動・・・・?」が あるんだ・・・といったような。 なんだか消化不良すぎて落ち込みました。 最後に死んだ彼の話がなければ、 ☆は一つだったと思う。 心境とあわせてやけに気になったところでした。
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