エコノミック・ヒットマン の商品レビュー
此れもシリーズでのY先生からの推薦書でした。紹介してもらったのに読まないでいたら、わざわざ購入して送ってくださいました。読まないわけにはいきません。 アメリカの中にエコノミックヒットマンと言う国益のための極秘任務を帯びた人がいる。開発途上国に最終的なデフォルトを見越した巨額の融...
此れもシリーズでのY先生からの推薦書でした。紹介してもらったのに読まないでいたら、わざわざ購入して送ってくださいました。読まないわけにはいきません。 アメリカの中にエコノミックヒットマンと言う国益のための極秘任務を帯びた人がいる。開発途上国に最終的なデフォルトを見越した巨額の融資を実行し、借金漬けとした上で、その国の天然資源(低賃金労働者を含む)への優先的な使用権、果ては国連での議決権までをコントロールする事を目的とする。この計画実行のため、ターゲットとなる為政者は、シナリオを認識しながら、個人的な利益、特権の維持と引き換えに国を売る。表面上のこの計画は大規模なアメリカのからの経済支援の形をとり、途上国の交通、通信、衛生のための社会インフラを飛躍的に発展させる。その実は大規模公共事業開発を米系企業が独占し、巨額資金は全て米国に還流し、言わば自らは何ら痛まず、只で他国家の隷属と資源への優先開発権を手に入れる。しかもその結果として対象となった国の大半の国民はさらにひどい貧困に苦しむだけとなる。このシナリオ、国民のために否定する為政者は、エコノミックの付かない本物のヒットマン(ジャッカル)に消され、それさえも免れる場合には、戦争という方法で、それでも強引にこの意思に従わされる。と言う告白。 Confession であるとして、細部の信憑性については100%納得できませんでした。 ①過去の罪に対する贖罪としての告白とは言え、今は南米の原住民の権利保護のための活動に身を投じてるとは言え、本人はすっかり甘い汁を吸った後である事。 ②そこまで統制された超越した意思が存在しえない。その意思があるとして、その目標は誰のいかなる利益なのか理解しえない。少なくともアメリカ自体の国益でない事も明白。国内の格差も拡大の一途。そもそも国益とは?(現日本政府の要人もよく使う未定義用語) ③告白でなく、犯罪として告発するとししたら。(アメリカを、または特別な権力を適正に裁ける国際法と司法が存在するとして)。犯罪指示のシステムの解明が明らかに困難。直接の対価なし。クローディンによる犯罪教唆。 ④贖罪としての告白後の、『ならばいかに世界を変えることができるのか』についての、石油を使わないなど、防止、対抗策の脆弱さ。 などによります。引き込まれて読む事が出来なかった。 もっと社会総体としての、物質至上の意識、資本主義の中での際限のない競争、個人レベルでの欲望、上昇志向、エゴ
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良くぞ勇気を持って筆を執ってくれたなというのが第一印象。著者は、世界的に暗躍するコンサルタントで、このコンサルタントという職業、実にえげつない。 世界銀行などの国際機関が、途上国に融資する際に、どれだけのインパクトがあるのか、評価を下す指標に基づいて融資を決定するのだが、その指...
良くぞ勇気を持って筆を執ってくれたなというのが第一印象。著者は、世界的に暗躍するコンサルタントで、このコンサルタントという職業、実にえげつない。 世界銀行などの国際機関が、途上国に融資する際に、どれだけのインパクトがあるのか、評価を下す指標に基づいて融資を決定するのだが、その指標を作り、プロジェクトの恩恵をアメリカ企業に独占させ、さらにその国を絶対に返済できないほどの融資を受けさせ、言いなりにさせるようにするのが彼らの仕事だ。そう、彼らの目的はアメリカ帝国の建国、拡大にあったのだ。
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世銀などの援助機関の下で働くエコノミストの告白(自慢話のようにも感じられるが)の本。 アメリカの諜報機関との繋がりなど、突っ込んだことは臭わせるだけで書かれておらず(書けなかったとみるべきかもしれないが)、いまひとつ期待はずれだった。 むしろ、真面目な援助関係者が書いた本より...
世銀などの援助機関の下で働くエコノミストの告白(自慢話のようにも感じられるが)の本。 アメリカの諜報機関との繋がりなど、突っ込んだことは臭わせるだけで書かれておらず(書けなかったとみるべきかもしれないが)、いまひとつ期待はずれだった。 むしろ、真面目な援助関係者が書いた本よりも、こういうスキャンダラスな本の方が売れるっていうことに考えさせられる。
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このノンフィクションを読まずに、イルミナティとか言ってしまうなら「薄いヤツ」なので、是非その話題を振ってきたヤツには「読んだ?」と踏ませるべき「地雷源」。著者は南米やアフリカを訪れた体験からこの本を書く決意を固めた(らしい)。(でも)執筆までは10年以上も「逡巡」しているし、報酬...
このノンフィクションを読まずに、イルミナティとか言ってしまうなら「薄いヤツ」なので、是非その話題を振ってきたヤツには「読んだ?」と踏ませるべき「地雷源」。著者は南米やアフリカを訪れた体験からこの本を書く決意を固めた(らしい)。(でも)執筆までは10年以上も「逡巡」しているし、報酬と権力を与えられ魂を売った経験、そしてコンドルとワシの予言に言い及ぶ、んで俺はかなり「本物」だと思ってる。amazon.comでキンドル用を購入しちゃった($8だった)。ジェームズ・ボンドもイーサン・ハントも「なんだ、全部結構本当の事かよ」!著名エコノミストの正体や情報に鼻が効き始める一冊で、(つまり)このレビューを読んだ人には「必読なんだよ」というコメンテーターの心づもりを含めてあるのがこのレビューなのである。
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南米やイランなどで米国のエコノミストだとかコンサルタントが現地政権をごまかして自分に都合のいい経済政策をとらせ暴利をむさぼっていたという1960年ごろからの米国の新しい植民地主義のお話。
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戦争の形は軍事に限らない。経済的に、学術的に、文化的に、心理的に行われているのだ。戦争の本質は「システマティックな侵略」にある。 http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20100508/p5
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これが現実だ。 ちょっと世界を見てみよう。 読んだら少し変わってみよう。 衝撃。 朝日新聞の広告欄を見て本屋へすぐに足を運んだ。 搾取は恐ろしいけれど、 これが現実で、 日本もそれらのひとつであることを、 私たちは絶対に忘れてはいけないと思う。
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企業のエコノミストとして、途上国開発に食い込み、搾取する手伝いをしていた人の話。 個人的には、こういう007みたいな生き方はあこがれる。
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アメリカ資本主義を支える陰のエコノミスト、いや工作員。その存在を明らかにしている。ただし、具体的な事例について描ききれないのはやむを得ないか。
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全米ベストセラー 表の顔は一流コンサルティング会社のチーフエコノミスト・・・・・ 途上国を罠にはめた元工作員が命がけで告発する衝撃のノンフィクション
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