壊れかけた教師たち の商品レビュー
2007年刊の本だが、元は2003年の教師の仕組みに加筆訂正された本らしいので、ほぼ10年前の本であると思う。 10年たてば一昔。壊れかけたひどい教師をいろいろと挙げているが、現実は結構厳しいことが増えていると思う。昔はこんなことも許された場合もある程度に考えたほうが良いのかも...
2007年刊の本だが、元は2003年の教師の仕組みに加筆訂正された本らしいので、ほぼ10年前の本であると思う。 10年たてば一昔。壊れかけたひどい教師をいろいろと挙げているが、現実は結構厳しいことが増えていると思う。昔はこんなことも許された場合もある程度に考えたほうが良いのかも。 現場、なり方、本音、実態、給与などを面白おかしく書いているが、週刊誌のゴシップ程度に読むのであればよいのではないだろうか。
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2003年から執筆していたものを、2007年に加筆、修正して出版されたらしい。出版時に著者は、現役教員を引退していたようだから、「真実の教師の姿」とは書かれていながら、2011年現在に現役(?)若手教員が読むと、「これが先生たちのよく言う『古きよき時代』なのかなぁ・・・」といっ...
2003年から執筆していたものを、2007年に加筆、修正して出版されたらしい。出版時に著者は、現役教員を引退していたようだから、「真実の教師の姿」とは書かれていながら、2011年現在に現役(?)若手教員が読むと、「これが先生たちのよく言う『古きよき時代』なのかなぁ・・・」といった感じ。 著者は、決して嘘は書いていないと思うが、2010年代の現在では、本書に書かれている教員の姿が決して「真実」とはいえない。第4章で取り上げられている「落第教師」というのはきっと現在も絶滅危惧種として残っているだろうけれど、福利厚生の面に関しては時代・自治体ごとにかなり差があるのではないだろうか。実際、読みながら「こんな制度が合ったら利用してるよっ!」というのもあれば、「この点に関しては、いまの方が得しているかも…」というのもあったり。 真実は、あとがきに書かれている「私の周りにいた先生には、たしかにどうしようもない人たちもいましたが、『人の心が全くわからない人間』はだれ一人としていませんでした。そのことを、今回の書籍の中で書ききれなかったことが少々心残りではあります。」という2文にあるのではないかと思う。 とりあえず聞きたい、教員の他にここまでポケットマネーを出して教材、教室整備のための棚や生花等、購入している職業ってあるの?と。他の職業でもこれが普通なの?と。 それなら、きっと365日中、320日以上を12~16時間働く職業なんてざらだし、教員ばかりが激務というのは嘘だ!教員は高給取りだ!という世論も甘んじて受けるべきかな。
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