わたしのロッポ先生 の商品レビュー

立花広紀【著】

2022/12/21

★　☆　★　☆　あらすじ　★　☆　★　☆彡
　警察官夫婦の一人娘・ファジー・テイルは大きなお屋敷で何不自由なく暮らしていました！
　ところがお母さんのジーン・テイルが以前逮捕した凶悪犯のドックが脱獄したのであります！
　執念深く復讐を狙うドックから逃れるため、ジーンとファジーの母娘は田舎の貧民街に引っ越したのでありました！
　その引っ越し先でファジーは今まで知らなかった世界を知り、見聞を広めていくのであります！
　ある日ファジーはロッポ先生という引退した年寄りの医師と知り合います。ファジーはこのロッポ先生から自然の仕組みを教わり、本を借り、物語の描き方を教えてもらうのでした！
　田舎の生活で伸び伸びと暮らしていたファジーですが、やがてドックとダックの兄弟の魔の影が忍び寄って来るのでした！果たしてファジーは凶悪兄弟から逃れることができるのでありましょうか！！！
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　『ハチュウ類人間』の作者・立花広紀さんの作品です。

人類発祥以前の謎の高度な南極文明！？
【ハチュウ類人間】立花広紀
　　https://sfklubo.net/reptilia_homo/

　立花広紀さんがエスぺランチストだということを知り、他にどんな作品を描いているのだろうかと興味が湧いて本作品を図書館で借りてみたのです。
　タイトルも本の紹介文もあまり面白そうでなかったのであまり期待していなかったのですが、良い意味で想像を上回る傑作でした。もし私が子どもの頃本作品を読んでいたら絶対に好きになっていたと思います。
　本作品を埋もれさせておくのはあまりにももったいないと思います。読書や創作に興味のある子どもにとってわくわくできる物語だと思います。子ども達に本を勧める立場にある方々には本書を読んでその良さを実感した上で子どもたちにお勧めしてほしいと思います。

～20世紀少年少女SFクラブ～
創作こどもミステリー小説
【わたしのロッポ先生】立花広紀
　　　https://sfklubo.net/mia_kara_loppo/
　https://sfkid.seesaa.net/article/495067735.html