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のぼせもんやけん(2) の商品レビュー

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2020/12/11

のぼせもんやけん2 植木等の付き人時代のこと。 著作者:小松政夫 発行者:竹書房 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 植木等の付き人時代を描く涙、涙の奮闘記感動の第2弾

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2017/10/07

ドラマの原作と知り、図書館から借り出し。 高度成長期の、「明日は今日よりも絶対に良くなる!」という希望にあふれていて、明るかったころの話。読んでいると頭の中で、文章が小松さんの声に変換されてしまい、より楽しく読む事ができた。また、今ドラマ化された理由がわかったような気がした。 模...

ドラマの原作と知り、図書館から借り出し。 高度成長期の、「明日は今日よりも絶対に良くなる!」という希望にあふれていて、明るかったころの話。読んでいると頭の中で、文章が小松さんの声に変換されてしまい、より楽しく読む事ができた。また、今ドラマ化された理由がわかったような気がした。 模造紙に書きなぐる……をやってみようかしらん? お酒はまったく飲めないから……。

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2016/11/18

1に続いておもしろかった!いやあ、これなんでもっと売れてないんだろ。文庫化もされてないみたいだし。語り口も、出てくるエピソードも、実にいい。笑いあり、涙ありで、一気に読ませるパワーに満ちた傑作。 トヨペットのトップセールスマンから植木等の付き人へ。世界はガラッと変わっても松崎青...

1に続いておもしろかった!いやあ、これなんでもっと売れてないんだろ。文庫化もされてないみたいだし。語り口も、出てくるエピソードも、実にいい。笑いあり、涙ありで、一気に読ませるパワーに満ちた傑作。 トヨペットのトップセールスマンから植木等の付き人へ。世界はガラッと変わっても松崎青年(著者の本名)の前のめりの「のぼせもん」ぶりは変わらない。いつでもなんにでも全力疾走、という彼の姿が熱く胸に迫ってくる。実際どういう人なのか、何も知らないわけだけど、きっとこの通りの裏表のない人なんだろうなあという気がする。セールスマン時代と同じく、たくさんの人が松崎青年を励まし、味方になってくれている。周囲の人が応援せずにはいられない愛嬌と真面目さの持ち主なのだろう。 松崎青年は、「師匠」植木等を尊敬し、全幅の信頼をおき、献身的につくす。それはもう生半可ではなく徹底している。ここまで慕い慕われる師弟関係というのも、珍しいのではなかろうか。戸井十月「植木等伝」に書かれていた植木等は実にかっこよかったが、小松政夫によって語られる姿が一番あたたかく、血の通っている感じがする。本書の冒頭は、その植木等のお別れ会の場面で、胸がジーンとする真情にあふれている。 言うまでもないが、お笑いの道で生きていくのは厳しいことだ。どんなに頑張っても、ウケなければそれまで。なんとしても芸人として一本立ちしようとする松崎青年が、大きな舞台を前に尋常ならざるプレッシャーを抱え、「この道で生きていく以上、一生この苦しみからは逃れられないのだ」覚悟するくだりが、強く心に残る。 あとがきの最後は「その後に波乱の芸能生活が待っていようとは。その頃の僕は知るよしもなかったのです。その後の事は、また別の機会に…。」と結ばれている。この本が出たのは2007年。是非是非続きを書いてほしいものだ。

Posted byブクログ