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インド・ノート の商品レビュー

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2009/10/07

インド放浪するとこういう風景に出会うのだろうな、という現地写真が数多ある。 インド哲学、放浪、人生。インドは奥が深い。

Posted byブクログ

2009/10/04

著者は小林紀晴の実兄。新聞社で働いていたことも、インドに興味を持っていることも、文体も、そして顔も、何から何まで似ているよ。一貫してインドに想いを馳せる文章で、インド(及びネパール、バングラデシュ)に滞在していたのは合計1ヵ月半に満たないけれども、「振り返るといつもインドがあ...

著者は小林紀晴の実兄。新聞社で働いていたことも、インドに興味を持っていることも、文体も、そして顔も、何から何まで似ているよ。一貫してインドに想いを馳せる文章で、インド(及びネパール、バングラデシュ)に滞在していたのは合計1ヵ月半に満たないけれども、「振り返るといつもインドがあった」ある通り、日本の日常からインドへと心が戻っていく構成です。 見慣れた光景(デリーやバラナシの街並み)がたくさん出てきて、懐かしくなりました。

Posted byブクログ

2009/10/04

正直なところ、戸惑った。 写真は確かにインドのものだが 文章はインドに関係がない。 タイトルからインド旅行記のようなものを想像してした僕は なかなか内容に入り込むことが出来なかった。 写真に写し出されているインドは どこか寂しいような儚いような 物憂げな表情を見せていた。 何十年...

正直なところ、戸惑った。 写真は確かにインドのものだが 文章はインドに関係がない。 タイトルからインド旅行記のようなものを想像してした僕は なかなか内容に入り込むことが出来なかった。 写真に写し出されているインドは どこか寂しいような儚いような 物憂げな表情を見せていた。 何十年も前から時間が止まってしまったかのようだ。 インドという国がそうなのか 小林キユウが撮ったからそうなったのか 僕には分からない。 そんな写真を背景にしながら 小林キユウ自身の思いや記憶が綴られている。 すごく、乖離しているな。 と思った。 読み進めるうちにカメラのピントを絞るかのように 小林キユウの視点にフォーカスが定まっていくのを感じた。 この本は小林キユウ自身なのだ。 インドでこれらの風景に出会った時に 小林キユウはインドそのものではなく インドというキーワードで自分と繋がる人たちや物事のことに 思いをはせていたんだと思う。 インドというフィルターを通して 小林キユウは自身を省みている。 なぜインドなのかは分からない。 おそらく、本人も。 ただ、写真を通して何かを見付けようとしている そういう気持ちと危うさが 何故だか僕には心地よかった。 小林キユウの本は何冊か読んできたけれど この本で初めて写真家としての彼に触れた気がした。

Posted byブクログ