石壁の線より の商品レビュー
1991年第1刷、海越出版社の本。物語と作者との間の話か。「私」が作者で「君」が物語? それとも逆? または章によって入れ替わっている? または「君」は物語中の登場人物? とにかく不可思議で分からない話。タイトルだと中国の文学者の話か何かと思ったのだけどなぁ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この人の本は古代中国が舞台のものが多いのですが、この本は珍しく現代(恐らく、時代不明なのです)。空気、風、空、白、青などの言葉が多く出てくるのが著者の特徴ですが、この本でも多出し、透明感のある文章で、詩とも言うべき本です。しかし、なんとなくエロティックな雰囲気が漂い、結局何がいいたいのか分からない本でした。
Posted by
- 1