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砂漠で見る夢 の商品レビュー

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2017/04/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

たまたま行った図書館で見つけました。 砂漠を舞台にしたエキゾチックでスリリングな三つのストーリーはそれぞれテイストが違い、どれも楽しめます。 ☆シークの秘策―シークの「愛人」という立場に甘んじていたジェイド。それは彼もまた彼女と同じように自分を愛してくれいるからだと信じていたからだった。ところが、ひょんなことから、ジェイドはその愛を疑うようになってしまう。 ―私は彼にとって都合の良いだけの存在? こんな場合、誰もが悩むことで悩むことになる。 シークは最初から彼女をとても大切な存在だ思っていながら、何となく今のままで良いと思いつつ関係を続けていたというように描かれていたが、それは少し男の身勝手かなと感じた。 結果的に二人が結ばれ幸せになったから良かったけれど、男性側の態度には少し違和感を覚えた。 甘き異国の香り―大切な恋人を熱病から守りきれず、もう二度と恋はしないと決めている冒険家と夫を亡くしたばかりの若い未亡人の恋。 どちらの考え方にも共感でき、大切な人を守りきれなかった罪を乗り越えて結ばれて良かった。 プリンスにさらわれて―シークのカリムは大切な妹に奔放な考え方を吹き込んだ張本人として、教師のプル―を憎み、妹の行方を突き止めようと彼女の家に忍び込み、脅迫して祖国に連れてゆく。 二人が愛し合うようになるのは話の展開として想像がついていたが、何かこのプリンスも第一話のシークと同じで、身勝手。 ヒロインはそんな男を愛してしまったばかりにふりまわされているような気がする。それでも、彼を愛しているから、彼に対しては誠実であろうとするし寛容だ。シークもけして悪い人というか不誠実ではないのだが、どうも男のエゴが強く出ているような気がする。それが「砂漠のシーク」たるゆえんなのか。

Posted byブクログ

2019/01/16

内容(「BOOK」データベースより) 『シークの秘策』―ハリールは砂漠の国のたくましいシーク。外交官として世界を飛びまわる彼に魅せられ、恋に落ちたジェイドは、彼とともにアテネで暮らしている―もう二年も。彼は私をどう思っているの?愛していると一度も言わないまま。 『甘き異国の香り』...

内容(「BOOK」データベースより) 『シークの秘策』―ハリールは砂漠の国のたくましいシーク。外交官として世界を飛びまわる彼に魅せられ、恋に落ちたジェイドは、彼とともにアテネで暮らしている―もう二年も。彼は私をどう思っているの?愛していると一度も言わないまま。 『甘き異国の香り』―一八一七年、キャロラインは亡き夫と旅する予定だったトルコを訪れた。スルタンが治める、初めての異国の地に、彼女は胸躍らせていた。ところがコンスタンティノープルへ渡る船で出会ったドリューによって、彼女の旅は思いがけない冒険の始まりとなった…。 『プリンスにさらわれて』―ある晩、帰宅したプルーはハンサムな侵入者に遭遇する。彼の名はカリム。行方不明の妹の手がかりを求めて彼女に会いに来た、アラブの国のプリンスだった。困惑する彼女を彼は尊大な口調で脅した。「いっしょに来なければ、君は後悔することになる」。

Posted byブクログ