病とフットボール の商品レビュー
エコノミー症候群と闘いながら、ドイツ、ブンデスリーガのフランクフルトで活躍する高原直泰選手が、自らの病気のこと、サッカーのことなどを記した一冊。 選手がどんなことを考えてプレーしているのかなどは、新聞や雑誌、テレビでのインタビューなどではなかなか伝わってこない。最近はブログを書...
エコノミー症候群と闘いながら、ドイツ、ブンデスリーガのフランクフルトで活躍する高原直泰選手が、自らの病気のこと、サッカーのことなどを記した一冊。 選手がどんなことを考えてプレーしているのかなどは、新聞や雑誌、テレビでのインタビューなどではなかなか伝わってこない。最近はブログを書いている選手も多いが、こうした本を現役選手が自ら著すことってあまりないと思う。それにしても結構いい文章書くなぁ(本人が書いていなかったり、手が加わっているのかも知れないが)。 エコノミー症候群のこと、サッカーのこと、将来のことなど、高原のファンでなくてもサッカー好きならそれなりに楽しめるだろう。
Posted by
ほぼ、10年前の著作。 著者、高原選手自身のキャリアのみならず、日本サッカー史に影響を与えたであろう、彼のエコノミークラス症候群の闘病記。 まさに「好事魔多し」。著者の絶好調のときに、発病、再発が起こっている。 病気の情報が少ないとはいえ、発症後2試合も出場してしまったり、再発時...
ほぼ、10年前の著作。 著者、高原選手自身のキャリアのみならず、日本サッカー史に影響を与えたであろう、彼のエコノミークラス症候群の闘病記。 まさに「好事魔多し」。著者の絶好調のときに、発病、再発が起こっている。 病気の情報が少ないとはいえ、発症後2試合も出場してしまったり、再発時に車での長距離移動を敢行して、症状を悪化させたことは周囲の責任も重い。 再発時、選手として伸び盛りの25歳の誕生日を異国の病院で迎えて、パリの街並みが灰色一色だったとの述懐には涙を誘う。 彼がもし、2002日韓大会に不動のFWとして出場していたら…。 なお、後半、オシムジャパンへの提言を熱く語っているが、執筆中にオシム監督が倒れたとの一報で終わっている。 その後、岡田監督から招集はなく、浦和移籍から彼のキャリアは下り坂に向かっていくのだが、これは病気に関係なく、非情な現実である。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] サッカー日本代表のFWである著者、高原直泰は日韓ワールドカップを目前にした2002年4月、「エコノミークラス症候群」を発症。 その治療は人知れず、今も続いている。 世界トップレベルのドイツ・ブンデスリーガでゴールを重ねながら、病気とも闘い続ける日々―。 著者が初めて語る、知られざる自らの病気のすべてと、日本代表の可能性、そして2010年南アフリカワールドカップへの誓い。 [ 目次 ] 第1章 エコノミークラス症候群の発症 第2章 再発、そして決意 第3章 FWとしてのこだわりと原点 第4章 乗り越えたブンデスリーガの壁 第5章 ドイツで過ごしている日常 第6章 オシムジャパンとアジアカップ 第7章 2010年ワールドカップ、そして未来 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
Posted by
【要旨】 サッカー日本代表の高原直泰の自伝的な読み物。 タカは2002年のポーランド遠征で『エコノミークラス症候群』が発症し、日韓ワールドカップの出場を逃した。それでも既に海外移籍という目標に向かって、前を向いていた。時は経ち、2004年に再発してしまう。ここではアテネ五...
【要旨】 サッカー日本代表の高原直泰の自伝的な読み物。 タカは2002年のポーランド遠征で『エコノミークラス症候群』が発症し、日韓ワールドカップの出場を逃した。それでも既に海外移籍という目標に向かって、前を向いていた。時は経ち、2004年に再発してしまう。ここではアテネ五輪の出場を逃す。オーバーエイジ枠にて、チームの戦力として考えられていただけに、周囲に対する申し訳なさを感じた。3回目は引退を決意している。それだけの覚悟で、この病気と向かい合っている。 FWとして心がけていることは、プロフェッショナルであること、自己主張すること、ゴールを決めることである。2003年ドイツに渡りハンブルガーSVに入団したが、言語の問題、フィジカルの壁、レギュラー争いなどの難題があったが、特に監督とのうまくいかずJリーグへの復帰も真剣に考えたという。しかし、代理人の尽力もあり、フランクフルトへの移籍が決まった。フランクフルトではチャンスをつかみ、センターフォワードとして起用され、ゴールも量産することができた。 代表では、現在(前任)のオシムは、明確な意図を持った練習を行っているので日本人に合っていると感じた。日本人選手に今後求められているのは、自分で考え判断する力。オシムが目指した「人とボールが動くサッカー」は以前のジュビロ磐田と似ており、大いなる可能性を感じている。 【感想】 さっき買って、さっき読んだ。タカの初の著書。彼の歩みと覚悟の程が見て取れるし、彼の人間性が垣間見える。怪我が多く、十分な活躍ができていない印象もあるが、今シーズンも頑張って欲しいものである。そして、いつかは、ジュビロに帰ってきて欲しい。 【目次】 第1章 エコノミークラス症候群の発症 第2章 再発、そして決意 第3章 FWとしてのこだわりと原点 第4章 乗り越えたブンデスリーガの壁 第5章 ドイツで過ごしている日常 第6章 オシムジャパンとアジアカップ 第7章 2010年ワールドカップ、そして未来
Posted by
購入後わずか数時間で読み終わりました。高原選手が好きになりました。プロの意識の高さを垣間見ることができました。
Posted by
日本サッカー高原の著書。エコノミークラス症候群になったというのはニュースでチラっと見ており、何となくは聞いたことがあった。やはり言いたいことは松井の著書『不動心』と通ずることも多かった。目標を持つこと、徹底的にやりぬくこと。そんなシンプルなことを本気でやれる人間が、何事でもプロに...
日本サッカー高原の著書。エコノミークラス症候群になったというのはニュースでチラっと見ており、何となくは聞いたことがあった。やはり言いたいことは松井の著書『不動心』と通ずることも多かった。目標を持つこと、徹底的にやりぬくこと。そんなシンプルなことを本気でやれる人間が、何事でもプロになるための才能なんじゃと思う。
Posted by
- 1