世界史なんていらない? の商品レビュー
世界史の考え方と、授業構成のヒント こんな授業をしてみようという例示にはなる 受験との兼ね合いを考えた教材作製のヒントにはなりづらい
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分類=世界史・歴史教育。07年12月。世界史未履修問題で大事なのは、目先の受験・就職・企業活動のための勉強と、現在・未来の人類・社会・地球のためにする勉強と、いずれが私達の為になるのか、ということである。そして、そのためには世界史の勉強が必要なのか、それとも不要なのか、ということ...
分類=世界史・歴史教育。07年12月。世界史未履修問題で大事なのは、目先の受験・就職・企業活動のための勉強と、現在・未来の人類・社会・地球のためにする勉強と、いずれが私達の為になるのか、ということである。そして、そのためには世界史の勉強が必要なのか、それとも不要なのか、ということ。これら問題の検討のためには、現在の歴史教育のあり方についての検討も必要であるが。重箱の隅をつつくような議論では、物事は決して解決されない。
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昨年度最も歴史学会を揺るがした事件の一つ、世界史未履修問題を受けて、東欧史の専門家で世界史研究を主催されている著者が「世界史はなぜ嫌われる?」「世界史はなぜ必要か」「世界史を構想するヒント」という3つのテーマに沿って書かれてあります。いろいろと参考となる箇所もありましたが、結局い...
昨年度最も歴史学会を揺るがした事件の一つ、世界史未履修問題を受けて、東欧史の専門家で世界史研究を主催されている著者が「世界史はなぜ嫌われる?」「世界史はなぜ必要か」「世界史を構想するヒント」という3つのテーマに沿って書かれてあります。いろいろと参考となる箇所もありましたが、結局いきつくところはいろんな方が述べてあるように「知識偏重ではなく考えさせる授業を行う」ということでした。このような考え方は未履修問題発覚前から指摘されていたことですが、このことが強調されすぎると、今度は知識が蔑ろにされそうで少なからず危惧を抱きます。ですから、私は著者とは逆に「知識をつけさせること」の重要性を説きたいと思います。
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