ジャズ喫茶 四谷「いーぐる」の100枚 の商品レビュー
著者の後藤さんが自らの店、四谷「いーぐる」の歴史をひもときながら、そのシーンでよくかけたレコードを開設していく。近くにある大学の過激派の学生のたまり場になっていた頃は、よくコルトレーンがかかった話とか、エレクトリックの登場が投げかけた波紋とか、リアルで面白かった。テテ・モントリュ...
著者の後藤さんが自らの店、四谷「いーぐる」の歴史をひもときながら、そのシーンでよくかけたレコードを開設していく。近くにある大学の過激派の学生のたまり場になっていた頃は、よくコルトレーンがかかった話とか、エレクトリックの登場が投げかけた波紋とか、リアルで面白かった。テテ・モントリューは初めて聞いてはまりそう。
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ジャズ喫茶がかなり少ない現在、店主が選んだ100枚は、入門用の100枚でなく店主のこだわりでもって選んだ100枚であり、このこだわりが客を「イーグル」に引き付ける魅力なのだろう
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[ 内容 ] ジョン・コルトレーンが死去した一九六七年、「いーぐる」は開店した。 以後、ジャズ喫茶全盛の六〇、七〇年代から現在まで、四十年にわたって日本のジャズシーンを牽引している。 時代の移り変わりのなかで、いったいどのようなアルバムが、ターンテーブルに載せられてきたのだろうか...
[ 内容 ] ジョン・コルトレーンが死去した一九六七年、「いーぐる」は開店した。 以後、ジャズ喫茶全盛の六〇、七〇年代から現在まで、四十年にわたって日本のジャズシーンを牽引している。 時代の移り変わりのなかで、いったいどのようなアルバムが、ターンテーブルに載せられてきたのだろうか。 それぞれの時代に、どんな曲がリクエストされていたのだろう? ジャズ喫茶ならではのセレクションが、その濃密な雰囲気や当時の時代の香りとともによみがえる。 日本のジャズ受容史を語るうえでも、欠かせない一冊。 [ 目次 ] 第1章 六〇年代ジャズ喫茶流行アルバム 第2章 開店当時の店のカラー 第3章 開店当時の新譜 第4章 新時代の予兆 第5章 時代の変わり目 第6章 ヨーロッパのジャズ 第7章 ハード・バップ・リヴァイヴァルとベテラン 第8章 「いーぐる」の流行 第9章 他店を偵察、新発見、選曲テクニック 第10章 八〇年代以降のジャズシーン [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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20090327 浦安中央図書館 借入 20090329 読了 1時間足らず。 100枚の中から選択した36枚。月2枚購入で1年半かかる。図書館で在庫を調べよう。
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レコード・レビュー本。ジャズの体系は抜きに、ジャズ喫茶視点での価値観や雰囲気、「いーぐる」の回顧譚も混ぜた。見開きでLP1枚の分量は、圧倒的に情報量が薄い。謙虚さに混じる自慢話や同じ枕の連続が辛い。一枚をこの10倍のボリュームで語って欲しかった。そして各章で10枚をリファレンスで...
レコード・レビュー本。ジャズの体系は抜きに、ジャズ喫茶視点での価値観や雰囲気、「いーぐる」の回顧譚も混ぜた。見開きでLP1枚の分量は、圧倒的に情報量が薄い。謙虚さに混じる自慢話や同じ枕の連続が辛い。一枚をこの10倍のボリュームで語って欲しかった。そして各章で10枚をリファレンスで付けたら、同様枚数に至るだろう。 本書で音楽的な表現は、ほとんど無い。印象が抽象論で数行のみ。しかし時代論、方法論でジャズを楽しむ方法のヒントがいくつか読み取れ、面白かった。
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