タイムトラベラー の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイムトラベルものの典型的なパターン。 物は満ち足りてるけど、心が満たされない現代っ子、18世紀にいく。 そこで運命的に憧れのお兄ちゃん的存在に出会い、成長していく。 そして最後ようやく戻れると思ったら、悪役にすんでのところでとって変わられて、1人残される主人公。 全編にわたってどこか既視感のある話。タイムトラベルものが好きな人にとってはそこそこ楽しめるけど、コスパは良くないかな。 あとやはりロンドンは死ぬまでに行ってみたい。
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こどもをわくわくさせてくれること間違いなしの一冊。 都会暮らしの少年と牧場育ちの少女が、少女の父親が作った科学装置により21世紀から18世紀へタイムスリップ! ・・・こう書くとよくある話になるんでしょうが、少年の孤独感と少女の困惑、18世紀の風俗と現代との交錯どれも丁寧に書き...
こどもをわくわくさせてくれること間違いなしの一冊。 都会暮らしの少年と牧場育ちの少女が、少女の父親が作った科学装置により21世紀から18世紀へタイムスリップ! ・・・こう書くとよくある話になるんでしょうが、少年の孤独感と少女の困惑、18世紀の風俗と現代との交錯どれも丁寧に書き込まれていて飽きさせません。 科学者が牧場主ってのもカントリージェントルマンって感じでイギリスらしい。 18世紀は衛生上受け入れがたい世界だけど、人の心は今よりぐんと暖かく、冷たい。なぜなら彼らが生きた環境が今とは比べられようもない厳しいものだったから。 ギデオンとタールマンの生まれ育った環境・仕えた主人はほとんど同じなのに片方は人を助けることを身上とし、一方は人を切り捨てることで生きていこうとする。 ふたりの相反する姿が時代を示す光と闇のようにこの物語を輝かせています。 それはギデオンには弟がいて、タールマンには肉親が居なかったからなのかな? 彼らを間近に見つめることでピーターの世界はどう変わるのか。 科学の進歩の中で失ってしまったものも多いということを主人公が気付けたことが大きな意味なんだと思います。 第二作はそのタールマンに焦点が当たるようなので楽しみ
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