ウエザ・リポート の商品レビュー
私が現在函館在住で、宇江佐真理さんは高校のOGでいらっしゃるので、母校の話や函館人の様子など、とても楽しく読めました。 宇江佐さんの気質はいわゆる「函館の女」っぽいと思います。 派手に暮らしたり、人脈を広げるのは好きではなく。 でも地域やご近所の人とは仲良く、行きつけのお店で飲...
私が現在函館在住で、宇江佐真理さんは高校のOGでいらっしゃるので、母校の話や函館人の様子など、とても楽しく読めました。 宇江佐さんの気質はいわゆる「函館の女」っぽいと思います。 派手に暮らしたり、人脈を広げるのは好きではなく。 でも地域やご近所の人とは仲良く、行きつけのお店で飲んだりするのも好き…という感じ。 函館人にはとりわけ読んでもらいたい一冊。
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坂道、教会、朝市、路面電車、温泉、夜景・・・。人口30万、函館市。函館生まれ、函館育ちの宇江佐真理さん、1949年、同年生まれです。台所に設えた仕事机で原稿を書き、その原稿料、印税は息子たちの学費にと。出産以外は入院の経験なし、163㎝、極めて健康な身体。なのに、2015年、乳癌でお亡くなりに。66歳。「ウェザ・リポート」、2007.12発行。
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46歳で作家デビューした宇江佐真理さんは、いつかエッセイを書いた時に本の題名を「ウエザ・リポート」と名付けようと作家名を宇江佐と名付けたらしい。 ご存知天気予報のウエザーなのだ。 1949年に生まれた私と10歳違いの宇江佐真理さんのこのエッセイを読むと、ずいぶん共通項があるの...
46歳で作家デビューした宇江佐真理さんは、いつかエッセイを書いた時に本の題名を「ウエザ・リポート」と名付けようと作家名を宇江佐と名付けたらしい。 ご存知天気予報のウエザーなのだ。 1949年に生まれた私と10歳違いの宇江佐真理さんのこのエッセイを読むと、ずいぶん共通項があるのに驚いた。 考えてみれば、時代小説が好きで、江戸文化に興味があるのだから、読む本、気になることが重なってて不思議はない。 お仕事柄というわけではなかろうが、読書三昧の項は非常に参考になった、後で読んでみよう。
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2007年12月の発行の本である。 毎度の時代小説が、意外にエッセイ集であり、題名が、又、宇江佐とウエザーを引掛けたものである。 中身は、小説家らしからぬ、家庭の主婦の匂いを漂わす一般的な母親像が、描かれており、息子2人に愛情を注いでいる微笑ましい姿がうかがわれる。 45歳で...
2007年12月の発行の本である。 毎度の時代小説が、意外にエッセイ集であり、題名が、又、宇江佐とウエザーを引掛けたものである。 中身は、小説家らしからぬ、家庭の主婦の匂いを漂わす一般的な母親像が、描かれており、息子2人に愛情を注いでいる微笑ましい姿がうかがわれる。 45歳で小説家になり、53歳で、更年期になったことなど、あっけらっかんに、書いているのは、やはり体育系なのであろうか? 葛飾北斎の娘 おえいと、似通っているのかも、、、 仕事場らしい部屋もなく、江戸を描くのに北の果ての北海道にいながら、描き、毎日の食事も作るいいお母さんである。 コバンザメと綽名をつけたご主人や、長男の7つ年上の彼女との結婚や、次男さんのお笑い芸人への道など、、、まだまだ、いろんなエッセイを読めるものと期待していたのだが、、、 そして、時代小説も、下町の人情味あふれた話も大好きであったのに、もう、新しい本が読めないのかと思うと寂しう思う。 彼岸でも、又、台所のような片隅で、本を執筆しているかもしれない。
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函館在住の作家ということで気にはしていた。あえて江戸深川を舞台にした時代小説を書くということから、どんな人かと思ったが、日常の家庭生活臭いっぱいの、元気なおばちゃん作家である。軽妙なエッセイだ。作家の意外な内的世界、直木賞を取れなかったことを素直に悔しがったり、ざっくばらんな人柄...
函館在住の作家ということで気にはしていた。あえて江戸深川を舞台にした時代小説を書くということから、どんな人かと思ったが、日常の家庭生活臭いっぱいの、元気なおばちゃん作家である。軽妙なエッセイだ。作家の意外な内的世界、直木賞を取れなかったことを素直に悔しがったり、ざっくばらんな人柄がうかがえる。(逝去してしまったが、直木賞を取らせたかった。選考委員、見る目なかったぞ!!)
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著者がこのペンネームにしたのはこのタイトルのエッセイを書きたかったから!つまり天気予報になるわけで。宇江佐真理という函館在住の普通の主婦、それも非常に元気なオバサンの明るいエッセイが楽しいです。私よりも2年も先輩の元気な人というのは、ちょっとイメージが壊れたような感があります。直...
著者がこのペンネームにしたのはこのタイトルのエッセイを書きたかったから!つまり天気予報になるわけで。宇江佐真理という函館在住の普通の主婦、それも非常に元気なオバサンの明るいエッセイが楽しいです。私よりも2年も先輩の元気な人というのは、ちょっとイメージが壊れたような感があります。直木賞候補と騒がれながら、結局手が届いていない。著者にとっては息子の甲子園出場届かずの方が大きいということは本当だと思います。また、この人が藤沢周平をモデルにしていることが良く伝わってきます。鶴岡に一度行ってみてその空気を吸ってみるというのは全くそのとおりです。 大川が隅田川と同じということを知らずして小説家になったといいながら、素晴らしい小説の数々ですね。
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叔母に薦められて読んだ。宇江佐真理さんは時代物小説作家。函館出身で函館から外に出たことはないそうです。主婦が板についていて、はっきりしたもの言いに好感を持った。
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宇江佐さんの日常の徒然メモ。宇江佐さんの江戸物語とは対照的なずけずけした著者の性格に、親近感を感じながらも少し冷めた。
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函館の主婦が、台所の片隅にある ワープロから、江戸時代の人情話を つむぎだす 書きたいという気持ちと、他人には 揺さぶられない感性が、時代の推移に 左右されない作品を書きたいと想うとき 舞台に選んだのは江戸時代の長屋となる いいですね、説明できないけど
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こうも吐露されると、お文のイメージ変わるぜヨ。ま!それもヨカ。おきばりヤッシャ。次作楽しみに待っとるデ。2008.06.10
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