生きっぱなしの記 の商品レビュー
時代の空気を嗅ぎ取り、昭和の大衆文化をプロデュースしてきた筆者の自伝的エッセイ。元ネタは日経新聞の私の履歴書。「時代のかたりべ」と自らを称す終章の詞は厭世観に満ちている。そこから人を救うのが歌だという。「生きっぱなし」というタイトルは、死の最後の瞬間を走り抜けたいという筆者の憧れ...
時代の空気を嗅ぎ取り、昭和の大衆文化をプロデュースしてきた筆者の自伝的エッセイ。元ネタは日経新聞の私の履歴書。「時代のかたりべ」と自らを称す終章の詞は厭世観に満ちている。そこから人を救うのが歌だという。「生きっぱなし」というタイトルは、死の最後の瞬間を走り抜けたいという筆者の憧れの表れ。
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