∀ガンダム 月に繭 地には果実(下) の商品レビュー

福井晴敏【著】

2014/01/25

下巻からはいよいよ福井氏の本領発揮といった展開。
大人のエゴのぶつかり合いの中、ニュータイプとして覚醒し始めたロランとソシエの純粋さが対照的。
テレビでは映像だけで表現されていてイマイチわかりづらかった宇宙世紀との関係性も、明確に宇宙世紀の行き着いた先の時代であることが描かれている。
テレビシリーズとは全く違う展開には賛否両論かもしれないが、内容はさすが福井氏といったところ。

2012/04/10

テテス・ハレについての描写がアニメよりも詳しい

年数) 名前 出版社 ジャンル (我孫子図・購入

2011/10/22

『亡国のイージス』や『終戦のローレライ』で知られ、江戸川乱歩賞を受賞し直木賞ノミネートもされた福井晴敏が描くガンダムの世界。
富野由悠季ファンらしく、その縁で実現された模様です。

内容はとても興味深かったですよ。
面白い？というか福井さんの文章は凄く表現力に溢れていて、力のある作家さんなのだと認識しました。
現代で後世に名を残す作品を描くことができる可能性のある作家の一人なのではないかと思えるほど。
ちなみにガンダムとして楽しいかどうかは私には不明です。

2012/07/04

長かった～＞＜
上巻読んで大変だったので下巻はいいかなーと思ってたんですが
下巻読んだガノタの男の子が「ティターンズ」や「ハマーン･カーン」の言葉をさして喜んでたのを思い出し、やっぱりちょっと気になったので読みました

※これからターンＡ読んだり見たりする人はネタばれ注意（いまさらですが）↓

上巻の感想で、「グエンがほもくさい！笑」とか書いたような気がするんですが、ほもくさいんじゃなくて本当にほも・・というかゲイというか、男性が好きな方でした・・
ＢＬはやだけどＢＬくさいのは好き、というか
本人たちにそんなつもりはなくても（ちょっとならあってもいいかな）周りが勝手にそう見てる、とか
そういう雰囲気とかにやにやして面白がってるレベルがわたしはすきみたいなんですが、
リアルにＢＬというかゲイというかホモセクシャルというと、
偏見はないつもりですが、うーんと
見てはいけないかなあ　みたいな
ちょっと気の毒だったりするのかなあ　みたいな
まあ個人の嗜好の問題（じゃない場合もあるだろうけど）だからとやかく言うことじゃないよな・・　みたいな
あえて触れないスタンスなわたしなので、

キャラクターがホモだったら、笑えるけど、でもその理由が個人の趣味とかそういうカンタンなものじゃなくて
幼児期の体験がどうとか、近親者からの性的な・・とか
重っ苦しい理由がついてくると、小説の話とはいえ
笑い事じゃないよな・・　とすまない気持ちになります。

ということでいきなり同性愛について語ってしまいました。
でも正直キエルがグエンにあっさり「女性に興味ない」って言われたところは笑ってしまいました
いや、笑ったら真面目に恋してたキエルに失礼なんだけど・・
ロランが感じてた舐めるような視線ってそういう意味だったんだなー
こわいなあ・・笑

初代からＺや逆シャアの時代のすっごい後がターンＡの世界なんだなあとか
ターンＡガンダムのヒゲは花咲爺さんのヒゲなのか～とか
ガンダムってやっぱり愛とか恋とか男女の（って男女に限らないけど）そういうのがテーマなんだなあとか
戦いたいわけじゃない主人公が、巻き込まれるというかどうしようもない状況に追い込まれる、みたいな
誰も望んでない戦争がはげしくなって殺しあう現実、みたいな切ないストーリーが、ガンダムだなあ・・と
長くて大変だったけどなかなか楽しく読めました。
とりあえず、戦争は断固反対！だけど・・