スイート・ダイアリーズ の商品レビュー
一般誌デビュー作と聞き、現在までの著作数を考えると、ハイペースでびっくり。さすが。 イヤミスかと思わせるのは狙いなのか。 自首しなくても良かったんじゃないかと思うけど。 1人は思い込みだからこそ、病まなかったのかなー。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私の須賀しのぶ読書遍歴は、 流血女神伝→神の棘→荒城に白百合ありて→革命前夜→ … そして、本著「スイート・ダイアリーズ」。 亜季と有香、そして素子。 女子高で出会った3人。 その10年後の、アラサーの彼女たちを中心にしたお話です。 なかなかきつい話ですし、人を殺しておいて逃げ切れるラストなんて商業小説の規約として許容されるだろうかと思いながら読み進めましたが、 ああ、やはりそういうオチか、と想定の範囲内に帰結した感じ。
Posted by
なんか もやっとする読後感…ユカの犯した罪は何だったんだろう?? 冒頭だけ読んで高校生の他愛ない感じの ほのぼのした物語かと思ったら全く違った。
Posted by
高校時代の仲良し三人は、成長しても仲が良かった。 そこから交換殺人に発展する、というのがすごかった。 あっさりと殺意がうまれるところが、とてもありそう。 ラストがわりとあっさりしてたけど、おもしろかった。
Posted by
「仲良くなる」それはすごくいいもののような感じがするけれど、「仲良くなりすぎる」っていうのも怖いんだなぁと思いました。 女子同士の距離感の測り方がすごい。
Posted by
女子っぽいのが読みたい。と思って手に取った。 冒頭のシーン、甘ったるいお菓子の登場が、ぐっと世界に引き込む。
Posted by
有香,亜季と素子の普段の生活が細々と書かれている中で,殺人が起こる.日常が変化しているようで,あまり変わっていない感じもする.登場する若い女性の知性や教養がやや不足しているが,一般の女性もこんなもんかなとも思った.
Posted by
う~ん・・・どの女性にも共感できなかった。 でも、学生時代の女子3人組って難しいって言われてるけど まさにそんな感じは上手く書かれていると思う。
Posted by
須賀さんのハードカバーなので読んでみました。うーん、女性の学生時代からの友人って、こんなのばっかりかしらん。(自分はかなり違うと思います、女子高出身だけど)殺人に関しても、罪悪感とかではなくて、自分の意思に反して命を絶たれる側の重さが感じられないところが残念です。
Posted by
女友達3人による交換殺人、というテーマに惹かれて手に取った一冊。 仕事でへろへろになってる毎日なのに、睡眠時間削って一晩で読んだくらいなので面白かったことは間違いないんだけど、なにかがあと少し足りない一冊だった。それは人物の掘り下げ方かもしれないし、小道具の使い方かもしれない。た...
女友達3人による交換殺人、というテーマに惹かれて手に取った一冊。 仕事でへろへろになってる毎日なのに、睡眠時間削って一晩で読んだくらいなので面白かったことは間違いないんだけど、なにかがあと少し足りない一冊だった。それは人物の掘り下げ方かもしれないし、小道具の使い方かもしれない。ただ、読み終えた後に、文学賞を取るような作家っていうのはやっぱりそれだけのものがあるんだな、と思わせてくれたのは確か。宮部みゆきの冷徹なまでの客観性と心情描写や、山本文緒の持つ狂気とか。ここにはそこまでのなにかはなくて、ケーキショップに来てマフィンを出されたような印象が読後感として残った。マフィンは個人的にはすごく好きなんだけど、あれは朝ごはんやおやつにするものであって、デザートではない。あのぱさぱさしてもたついた食感がデザートに運ばれてきたような、そんなちぐはぐ感。 ただ、それは私が女だからであって、男のひとから見たらいろんな発見がある一冊だろうと思う。それは確か。程度の差はあれ、こういう友情は確かに存在するもの。ひとを殺すかどうかは全くの別問題だけれど。 私がコバルトで読んだことのある作品は、故人になってしまわれた氷室冴子さんの「なんて素敵にジャパネスク」と、この須賀さんの「天翔けるバカ」の2シリーズだけなんだ。ライトノベルは何を読んだらいいかよくわからなくてなかなか手にとれないので、須賀さんの一般文芸次回作も楽しみに待ってる。
Posted by
- 1
- 2