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自治体格差が国を滅ぼす の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2020/07/15

10年以上前の本であるが現在の制度の不備やそれによって起きうる現象に警鐘を鳴らしている。 地方自治や地域格差の核心をついており、実例を踏まえてあるのでわかりやすい。 本の厚さもちょうどよかった。

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2013/07/21

題名と内容が乖離しているように感じた。後書きあたりで「自治体格差が国を滅ぼす理由」が何と無く読み取れたが、ありきたりで納得できず。でも、自治体の現状はよくわかりためになった。

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2012/07/26

浦安市、豊田市などの勝ち組、夕張市をはじめとする負け組。具体的な市町村を事例としてあげ、深刻な自治体格差が看過できない状況に陥っていることを警告する。今後の国の行政のあり方、自治体の生き残りの条件を説く。「都合の悪い情報こそ積極的に公開し、住民や議会の判断を仰ぐべき。」むべなるか...

浦安市、豊田市などの勝ち組、夕張市をはじめとする負け組。具体的な市町村を事例としてあげ、深刻な自治体格差が看過できない状況に陥っていることを警告する。今後の国の行政のあり方、自治体の生き残りの条件を説く。「都合の悪い情報こそ積極的に公開し、住民や議会の判断を仰ぐべき。」むべなるかな。

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2011/10/12

個々の地方自治体を例示し、日本の地方自治体の現状やこれからのあり方を、中央との関係も取り上げながら論じている。 自分の地元の将来を考える際に、非常に参考になり得る文献。

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2011/09/18

著者は都市と地方の格差だけでなく、都市対都市、地方対地方の格差があるという。おおざっぱに結論をいうと自治体と住民の自助と都市と地方の共助が必要との事である。わかるのだが目を引くタイトルの割には、ありきたりな結論かもしれない。

Posted byブクログ

2011/05/04

自治体の問題や地域格差が広い視点で述べられており、参考になる。今回の東日本大震災での混乱を予見するような、帰宅難民や原発の記載に、すでに言われていたことなのに、十分に対応されていなかったのだと悔やまれる。

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2010/09/18

わかりやすかった。 だが、タイトルで選んだので期待はずれ。 結局理想論で終わって、具体的なことは書かれてない。 最後だけ読めば言いたいこと書いてる気がする。

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2014/10/26

[ 内容 ] 個人や企業間で格差の拡大が叫ばれて久しいが、格差は自治体・地域の間でも確実に広がりつつある。 財政破綻した「負け組」自治体が住民サービスの質を下げる一方で、中学卒業までの医療費が無料など、住民が受益を謳歌している「勝ち組」自治体もある。 自治体・地域の間の格差はなぜ...

[ 内容 ] 個人や企業間で格差の拡大が叫ばれて久しいが、格差は自治体・地域の間でも確実に広がりつつある。 財政破綻した「負け組」自治体が住民サービスの質を下げる一方で、中学卒業までの医療費が無料など、住民が受益を謳歌している「勝ち組」自治体もある。 自治体・地域の間の格差はなぜ生まれ、拡大し続けているのか。 解決する方法はあるのか。 本書では代表的な九つの自治体を取り上げ、その実態をつぶさに検証することで格差拡大の原因を分析し、是正に向けた具体的な方策を提言する。 [ 目次 ] 第1章 拡大を続ける地域間格差(地域間格差も拡大の一途;都道府県間の格差を考える;このままでいいのだろうか) 第2章 勝ち組自治体?(千葉県浦安市―究極の勝ち組自治体?;愛知県豊田市―日本一の企業城下町;兵庫県芦屋市―日本一セレブな自治体) 第3章 負け組自治体?(北海道夕張市―財政再建に苦闘する自治体;千葉県木更津市―バブルに踊らされた自治体;大阪市西成区―格差社会の縮図の街) 第4章 模索する自治体(群馬県大泉町―日本の近未来を予感させる自治体;三重県亀山市―企業誘致に賭けた自治体;徳島県上勝町―元気いっぱいの高齢者で溢れる自治体) 第5章 新潟から見た格差(日本一人口の多かった新潟県;新潟の中の格差;新潟と他地域の格差) 第6章 中央と地方、対立か、それとも共存か(地方あっての中央;中央あっての地方;都道府県がなくなる?;自治体が生き残るためには) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2009/10/20

新書らしくショッキングなタイトルが掲げてあるが、中身は財政的観点から見た「勝ち組」「負け組」自治体の代表的事例紹介というシンプル内容です。 「勝ち組」「負け組」それぞれ3つの自治体の紹介に加え、 「模索する」自治体として独自の取り組みを行う3つの自治体を取り上げ、全部で九つ...

新書らしくショッキングなタイトルが掲げてあるが、中身は財政的観点から見た「勝ち組」「負け組」自治体の代表的事例紹介というシンプル内容です。 「勝ち組」「負け組」それぞれ3つの自治体の紹介に加え、 「模索する」自治体として独自の取り組みを行う3つの自治体を取り上げ、全部で九つの事例を紹介している。 その後まとめが行われ、帯に抜粋されている「自治体生き残りのための10ヶ条」が解決策として「緊急提言」される、という構成。 印象的だったのは「勝ち組」自治体として取り上げられていた愛知県豊田市。 日本一の企業城下町として紹介され、豊かな財政を背景に充実した公共サービスを住民に提供しており、豊田市に死角なしとまで評されている。 唯一の懸念として自動車産業の業績不振が挙げられているが、2007年に書かれた本書の中では現実味を持った懸念としては扱われておらず、今回の不況の唐突さを改めて感じたし、企業城下町を勝ち組自治体の筆頭として認識していてもこの先の地域再生やら地方分権やらにつなげていくことはできないなと改めて感じた。 まぁその点は「勝ち組」「負け組」という分類が財政的観点からのものである、という点を考慮すれば仕方のない部分ではある。 夕張市の財政破綻の背景などが以前読んだ新書よりも詳しく書いてあった点は勉強になったし、 また里山の草や葉を料理の「つまもの」としてビジネスに結びつけた徳島県上勝町の取り組みなども自治体の自立的な取り組みとして今後の自分の研究のヒントになる部分もあった。 ただ、「解決策を緊急提言!」と謳っている割には紹介される解決策は一般論ばかりで具体性がなく、 前半の事例紹介ともつながりが薄いように感じたのは残念だった。

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2009/10/07

本屋で30分ほど立ち読みして読破。 元自治官僚の人が書いた本だが、 ネットで検索すればすぐ見つかるような事実の羅列で、 分析的なものが全く見当たらないし、 最終的に何が言いたいのかも分からない。 かなりお粗末な内容。 あくまで素人目から見た意見だけど、 元自治官僚であることを...

本屋で30分ほど立ち読みして読破。 元自治官僚の人が書いた本だが、 ネットで検索すればすぐ見つかるような事実の羅列で、 分析的なものが全く見当たらないし、 最終的に何が言いたいのかも分からない。 かなりお粗末な内容。 あくまで素人目から見た意見だけど、 元自治官僚であることを生かすなら、 国と地方の関係における構造的な問題とか、 自治体に出向していた経験を基に地方自治体の内情や問題点 とかを題材にした方が面白いことが書けるんじゃないかと 個人的には思ったのだがどうなのだろう。

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