価格.com 賢者の買い物 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
価格コムは、家電製品を購入するときは必ずチェックするサイトですが、そもそも自社の販売価格を販売店が自ら登録するというビジネスモデルはどのようにして成り立ったのかに興味があり読んでみました。 普通に考えると、価格競争を助長するようなサイトに自ら情報を登録したいと思う小売店があるのか?と感じていたためです。 本書を読み終わり、なるほどと思いました。 やはりサイト立上げ時から、販売店が自主登録するというモデルではなく、創業者 槇野氏が情報を泥臭く収集して掲載していたところから始まり、その後、サイトのページビューが延びてきたあたりから販売店とサイトの力関係が逆転した、といったところでした。 また、この本を読んで感じたのは、 ・創業に必要な力 ・創業後の事業を一気に拡大させる力 ・安定的に事業を継続する力 は別物なんだなということでした。 価格コムは、それぞれのステージで適切な社長交代を行ってきたからこそ、短期間で一部上場し、日本のインターネットサービスとしてなくてなならない地位を築いたのだと思います。
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数多くのインターネットサービスがありますが、その中でも「価格.com」のビジネスモデルが好きです。創業当初は創業者自ら秋葉原にPCのパーツ価格を調べに行ってました。広告もなく無報酬で働く日々。 その価格.comが少しずつユーザーを引き寄せていった原動力になっていたのは本書で何度...
数多くのインターネットサービスがありますが、その中でも「価格.com」のビジネスモデルが好きです。創業当初は創業者自ら秋葉原にPCのパーツ価格を調べに行ってました。広告もなく無報酬で働く日々。 その価格.comが少しずつユーザーを引き寄せていった原動力になっていたのは本書で何度も何度も出てきますが、掲示板にある口コミ情報だと思います。それこそがユーザーの声であり、またユーザーが求めているものなのです。必ずしも価格の一番安い商品を買うわけではないのです。 2ちゃんねるが潰れないのも、食べログがぐるなびを抜くのもユーザーがユーザーの口コミ情報を求めているからなんでしょうね。
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