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国家の謀略 の商品レビュー

3.9

21件のお客様レビュー

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2010/08/17

元外務省ロシア科の外交官で、鈴木宗男事件の時に逮捕された男、佐藤優がインテリジェンスについて語る本。 インテリジェンスとは諜報、防諜、謀略であるという。 スパイについての情報も盛りだくさんである。 政治や外交に興味のある人は一読してみる価値はあると思う。

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2010/05/14

ニュースなどでは聞き流してしまっていた各地で起こった軋轢を、とても平易な文章で解説してくれていて、全体像がつかめるのでありがたい本です。個人的には、中央〜西アジアに根ざす問題に興味を惹かれました。

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2010/04/19

 雑誌SAPIOに連載されていた「インテリジェンスデータベース」の単行本化。特に興味を引かれたのは陸軍中野学校のところ。戦後も元諜報員が活動していた逸話には唸らされた。  佐藤氏自身の活動遍歴でレベルの高い著作が幾つかあり比較をしてしまうが、それでも各々の内容は濃いモノである。

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2009/12/26

小学館の『SAPIO』誌に連載されていたコラムを元に一冊に編集されたものです。現在の国際状況を踏まえた、インテリジェンスに関する入門書という内容になっているかと思います。 佐藤優氏は本当に多作で驚きます。いつもながら実名も含めた外務省の体質批判は読む方がひるむほどの激しさがあ...

小学館の『SAPIO』誌に連載されていたコラムを元に一冊に編集されたものです。現在の国際状況を踏まえた、インテリジェンスに関する入門書という内容になっているかと思います。 佐藤優氏は本当に多作で驚きます。いつもながら実名も含めた外務省の体質批判は読む方がひるむほどの激しさがありますが、なぜこの人がいまだに起訴休職中という身分で外務省に籍を置いているのかは謎です。

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2009/10/25

会社の人にもらった本。 自分でも、うまく考えられていないけど、国益とか国防のためじゃなくって、平和のために、こういうやり方できないかな、みたいなことを思った。 違和感と好奇心といろんなものを感じた本。

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2009/10/07

外交や水面下の世界で繰り広げられるインテリジェンスに関する行動について書かれた書。 意外と、インテリジェンスに携わる者は真義は守るのだなと感じた。イメージで嘘など何でもありの世界だと思っていた。 一つの情報からいろんな文脈を読み取る能力も必要だ。 必読の書。

Posted byブクログ

2009/10/07

8月1日読了。「謀略=インテリジェンス」、情報を得て分析して解釈し、行動し、周囲を動かす方法について著者の体験・世界情勢の実情・身近な例を挙げて説く本。鈴木宗男事件に関係して刑事裁判を受ける身となった著者にはダークなイメージを持っていたが、国益を上げるために諸外国と渡り合うために...

8月1日読了。「謀略=インテリジェンス」、情報を得て分析して解釈し、行動し、周囲を動かす方法について著者の体験・世界情勢の実情・身近な例を挙げて説く本。鈴木宗男事件に関係して刑事裁判を受ける身となった著者にはダークなイメージを持っていたが、国益を上げるために諸外国と渡り合うためにはお人好しな善人なだけでは駄目・とは言え他者を利用する気満々の悪人でも駄目、それこそインテリジェンスが必要ということか。相手を知り、また相手に自分を知ってもらう。これがインテリジェンスの極意か。

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2009/10/04

この人、タイトルに「国家」を付けるのが好きやな。 「SAPIO」に連載をまとめたものらしく、内容が重複することもしばしば。 各国のインテリジェンス事情や、連載時の時事問題に対する考察等、相変わらず興味深い内容だった。 インテリジェンスのテクニックも紹介されてるが、やっぱり...

この人、タイトルに「国家」を付けるのが好きやな。 「SAPIO」に連載をまとめたものらしく、内容が重複することもしばしば。 各国のインテリジェンス事情や、連載時の時事問題に対する考察等、相変わらず興味深い内容だった。 インテリジェンスのテクニックも紹介されてるが、やっぱり感度が良くないとね。 その点では、繊細な心を持つ日本人には得意な分野かも。

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2009/10/07

著者は「インテリジェンス」を「情報の正確さ、その情報の背景にある事情、又その情報がどのように役立つかについて評価を加えられたもの」と定義し、謀報・防諜・宣伝・謀略が含まれ、本書を「国家の謀略」とした。 「国家の罠」以来、著者の学識・読書量・行動力には圧倒され、感嘆している。 本書...

著者は「インテリジェンス」を「情報の正確さ、その情報の背景にある事情、又その情報がどのように役立つかについて評価を加えられたもの」と定義し、謀報・防諜・宣伝・謀略が含まれ、本書を「国家の謀略」とした。 「国家の罠」以来、著者の学識・読書量・行動力には圧倒され、感嘆している。 本書でも「大国の帝国主義に左右される独立問題」「民族紛争は、当該少数民族を後押しする大国の思惑によって発生する」

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2009/10/04

引き続いて読んでみた。情報工学におけるインテリジェンス、という概念について多くを割かれている。 情報をどうバイアスをかけずに読み解くか、そして情報戦を仕掛ける相手に対して、どう心理的に絡みとって利用してゆくのかというあたり、ビジネスに応用しましょう、男女間のおつきあいに利用しまし...

引き続いて読んでみた。情報工学におけるインテリジェンス、という概念について多くを割かれている。 情報をどうバイアスをかけずに読み解くか、そして情報戦を仕掛ける相手に対して、どう心理的に絡みとって利用してゆくのかというあたり、ビジネスに応用しましょう、男女間のおつきあいに利用しましょう、ってあたりが作者の今後の立ち位置を予感させて○。

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