STAR EGG の商品レビュー

森博嗣【作・画】

2020/08/11

いろんな星のひとたちの生き方を見て、自分の生き方を振り返る。
そういえばなんでだっけ、って思い出すようなことも。絵が可愛い。巻末に書かれてるようにあと3度読もう。

2020/02/16

森博嗣が初めて絵も文も書き下ろした絵本。
小さな星に住む玉子さんと愛犬ジュペリが、ロケットに乗って宇宙の星を訪ねていく物語。
凄く理系的で、論理的で、それでいて情緒に訴えかけるものも含んだ絵本は、子供には理科の導入として、大人には地球のこと、平和のことを考えるきっかけになるかも。
巻末にある森さんによる解説で、本文で物理的？問題への答えが示されるけれど、一つだけどうしても文系脳の私には理解できない答えがあってかなしい･･･解説の解説がほしい

2018/03/09

いろいろな星を見て回る楽しい絵本。論理的だったり理系的だったり。
子供のうちにこの本に触れ、それぞれの問いに自分なりの答えを持つように育つと良いと思った。

2023/03/07

タイトル通りに、サン=テグジュペリ『星の王子さま』っぽい絵本。
玉子さんが宇宙の惑星を旅するお話。
不思議な発想が面白い！
子供はもちろん、大人も違った楽しみを感じられそう。

2015/11/04

絵もご自身で描いているみたいで、その多才ぶりに驚き。でもその内容は、本家を凌いでいるとは思えず、そこそこ止まりの印象でした。オマージュ作品は、基本的にその元となる作品を大幅に上回ってナンボ、と思ってしまうので。

2013/04/28

『寂しいとは、どんなことでしょうか。

人が誰もいないことでしょうか。
でも、誰もいなければ、寂しいと感じる人もいないはずです。
誰かがいるから、寂しいと感じることができるのです。

孤独も、誰かがいて、はじめて孤独になるみたいでした。』

『死んだ人はお墓を造ることはできません。
死んだ人のために、生きている人がお墓を造ってあげたのです。

それと同じように、孤独も寂しさも、生きている人が誰かのために作ってあげるものでしょうか。』

『この星の上で沢山の人が殺し合いをしてきました。今でも、まだ殺し合いは続いています。でも、知恵を絞り、苦労をして、作り、築き、直して、少しずつ豊かになれば、きっと殺し合いも減るでしょう。為すすべは沢山あります。考えましょう、あなたにできることを。』

2012/07/01

絵がかわいい。
感受性の強い時期に読むともっと深読みできるかな。
「星の王子さま」ほど物哀しくないと思いました。

2011/04/02

科学版星の王子様というところか。想像力を喚起させる問題提起がたくさんある。子供にも大人にも、全ての人に向けられたメッセージが絵本のような形で表現されている。
問題の過酷さ、悲惨さをまくし立てられて「どうにかしないと大変なことになるよ！」と脅されるよりは、この本のように「どうしてこうなってしまうんだろうね、どうしたらよくなるだろうね」と語りかけられる方が自然と向き合える。その優しさがむしろ解決に必要な心構えなのではないかと思う。

2009/10/29

森博嗣先生作/画による絵本の文庫版。
森先生の本は読んでみたいなと思いつつ手を出さず状態だったのですが、可愛い表紙に思わず読んでみました。
素晴らしかったです。「絵本」である意味をとても感じる絵本です。

○○だったならどうでしょうか。どうすればいいでしょうか。と
締められるお話が多いのですが、絵があることで思いを広げたり狭めたり。
作者様も自ら仰られてますが、本を逆さにしたり横に向けたりすると別の見え方をする。
宇宙な絵本です。
縦横上下を意識しやすい文庫より、絵本版のほうが世界がより広がりそうですね。
絵本版は真四角で、縦横上下を意識しにくい「宇宙」に近い形なので(笑)。

しかし森先生のお見事なところは問題を「投げっぱ」にも「語りすぎ」てもいないところですね。

絵本版は「２」も出ているようです。
タイトルは「ＳＴＡＲ　ＳＡＬＡＤ」。想像が膨らみますねぇ。

2009/10/07

ミステリものと『スカイ・クロラ』シリーズで
有名な森氏による絵本。
タイトル通り、『星の王子様』
のパロディ的な作品です。

『星の王子様』自体より
こちらの方がウィット感が強いです。
しかし山とオチがみあたらない…
（意味はあります。多分。）

絵の色使いや世界観が可愛いです。
昨年まで更新されていた森氏のブログには、
森氏の収集しているおもちゃとか愛犬とか
自前で作った鉄道庭園など、これまた
可愛いものがたくさん溢れています。
ある意味「理想のセレブ像」ではあるかも。